弊社メールニュースに助っ人登場
本日は、Vino Hayashiメールニュース・助っ人のご紹介です。
ソムリエの坂本正紀さんです。
坂本さんは、お客さまでありながら「社員より弊社ワインを知り尽くす人」がいるとかねてから噂になっており、それならワインを語っていただこう!と当メールの書き手としてスカウトしました。 まずは坂本さんの自己紹介をご覧ください。
はじめまして、四谷三丁目にてRuscelloという小さなワイン食堂を営んでおります坂本と申します!
坂本さんのお店「Ruscello」はこちら!
https://bit.ly/3ArxqiU
トラットリアからリストランテまで、レストランとイタリアワインのプロとしてキャリアを積み、昨年までは代官山のRISTORANTE YAGIにて支配人として勤めておりました。
季節を意識したワインセレクトやペアリングを得意としており、ソムリエの前にはテクノのDJとして活動してきたこともありまして「ストーリー性」や「意外性」のあるセレクトを意識しています。
ストーリー性なんて突然言われても…たぶんクラブに通っていた方にしか言葉だけでは通じないとは思いますがスタートからの流れ、緩急をきちんと作り、正しくゴールまで導く。
そんなことを大事にご紹介するワインを考えます。
それはさておき今回はきっと皆さまご自宅で楽しまれるのかなと思いますので、新しい出会いに繋がれば幸いです。
王道のシャルドネやピノノワールも良いのですが、私ならではを楽しんでいただければ。
Vino Hayashiの皆さんが嫌がるくらい日頃厳しい目でワインを選んでいるので、そのストレスが報われるくらいのワインチョイスを頑張ります!
厳しい!現役ソムリエ坂本さんのホンネで選んだワイン7選
白部門
【ノックアウト率100%!大人の蜂蜜レモン】
プティ・アルヴィーヌ 2019
【通常価格】4,620円
【クーポン5%OFF】4,389円
【さらにVIP会員様は10%OFF】3,927円
まずご紹介するのが私のお気に入り、大人の蜂蜜レモン的高原ミネラル白ワインです。このワインはずっと好きで頭の中のセラーのとっておきゾーンに鎮座しています。 蜂蜜レモン味??といってもなかなかイメージしづらいらしくゴリ押ししないと選んでいただけないのですが、出会ったことの無い味わい、分厚い旨味、誰にでも好かれる愛想の良さがあるので今のところノックアウト率100%。
こんなに美味しいのにHayashiさんのアイテムの中でもトップクラスに売れないらしく…
たぶん使ってるのは私だけ…?
メルマガでも大人気の営業井手さんにこれ最高ですよーと電話で伝えたところ
「でもさかもっちゃん、それ辞めるらしいで」
え?
「全然売れないから別の作り手のに移行するって」
ちょちょちょ待ってください!最悪!ノーセンス!と色々罵詈雑言浴びせまくって坂本用在庫を取ってもらうことに。
坂本在庫から皆さんにお裾分けするので騙されたと思って一度試してみてください。高原育ちの透明なミネラル感が下支えするインパクトある味わいとバランス感。
美味しくなかったらYouTubeにジャンピング土下座動画アップしますのでお許しを。
白部門
【侘び寂び&良い塩梅!超おすすめシリーズ3本】
①ボルゴ・サン・ダニエーレ
イソンツォ・デル・フリウリ マルヴァジア 2015
②イソンツォ・デル・フリウリ フリウラーノ 2020
③イソンツォ・デル・フリウリ ピノ・グリージョ 2020
3本とも同価格
【通常価格】5,500円
【クーポン5%OFF】5,225円
【さらにVIP会員様は10%OFF】4,675円
ヤシックビアンコはレストランでも人気ですが、上級レンジが全然売れていないと聞きました。
確かにそこそこのお値段ですしフリウリワインは扱いが難しいところがあるので無理もありません。
しかしマルヴァジアの2015年がまだ残っているなんて…
淡い期待と少しの不安と共に開けてみます。
本来強めの甘い香りとジューシーな果実味が特徴でややもするとそれがしつこく感じられる事もあり個人的には少しだけ苦手な部類…
で、す、が!
こちらはその特徴である香りが控えめ。
果実味は柔らかく繊細でどこか儚さを感じるような…詫びや寂びとでも言うような…
適切な表現は難しいのですが、まぁそっち方面です。
季節の移ろいに期待と同時に寂しさを覚えるようなそんな風に明るい果実味を抱きつつも背反する要素も持つ、なんとも不思議な魅力です。
そしてフリウラーノとピノグリ。
マルヴァジアが開けたてから開いているのに対し抜栓翌日か2日後くらいがベストなのですが、フレッシュでありながらアルザスのようにとろみを伴う柔らかい果実味。
硬質ではありませんがはっきり感じるミネラル感。
フリウラーノはメロン系。
ピノグリはキャンディ系。
どちらも「ニュアンス」であり「良い塩梅」超オススメです。
赤部門
【新星みつけた!超エレガントカンノナウ】
アントネッラ・コルダ カンノナウ・ディ・サルデーニャ 2021
【通常価格】4,840円
【クーポン5%OFF】4,598円
【さらにVIP会員様は10%OFF】4,114円
先日営業井手さんから、
「ここのヴェルメンティーノええで!ピンクグレープフルーツ系でめっちゃ美味いで!」とゴリっと推され、せっかくだし一緒に試してみるか…とやや重めの腰で注文。
まず白。
おお、本当にピンクグレープフルーツ!詳しくは4/19のメルマガで!
さて赤は…うっすら疑いながら抜栓…
新星。ここにいました。
一口目はびっっっくりするくらいにエレガント!淡く、柔らか(今日柔らかいしか言ってませんね)。
イメージは南仏辺りのきれいなピノ。
透明でグラスの向こうが透けて見え、繊細ですが薄いわけではなくきちんと密度はあり、強くは無いのに存在感ははっきりと。
これめちゃくちゃ好きなやつじゃん…その場にいた同業さんに興奮して飲ませてしまいました。
感想は皆ピエモンテ辺りの土着のちょっと良いワイン、という感じ。
2日目からはサルデーニャのカンノナウらしく熱っぽい果実味やアタックの強さが出てきますが、基本的にはエレガント。
個人的には抜栓直後の状態が好きですが、1週間くらいは余裕で持つので変化を楽しむのも良いですね。
赤部門
【バレリーナのようにエレガント】
セコンド・マルコ ヴァルポリチェッラ クラッシコ 2017
【通常価格】4,840円
【クーポン5%OFF】4,598円
【さらにVIP会員様は10%OFF】4,114円
私は基本的に綺麗なワインが好きです。
「重いワインちょうだい」というオーダーが苦手であり食事にフィットするバランスの取れたワインを好みます。
モンテプルチアーノよりはネッビオーロ。
そんな私のイチオシはなんですか?と聞かれたらこれ、ヴァルポリチェッラ。
勿論ヴァルポリチェッラなら何でも良いというような尻軽ではなく、蛇のように厳しい審査を潜り抜けたものでないといけないんですが、そんな蛇男が「これは素晴らしいニョロ…」と唸ったワインです。
「淡く透き通り綺麗なワイン」に該当する品種はイタリアに限定してもいくつか浮かぶのですが、ヴァルポリチェッラにおいて際立った特徴としては腐葉土的な複雑な香りとチャーミングさ。
非常に繊細な酸と果実味のバランス。
バレリーナのように繊細でエレガント。
群馬のど真ん中の田舎生まれの私ですら「可憐だ…」とつぶやいてしまいます。
が、難しい点が一つ。
開けたては振り向かないことがあります。
そんな時は慌てず、このエチケットに描かれるソリストの準備が整うのを2~3日待ってみてください。
ちなみに繊細なのに抜栓からの持ちは割と良いので1~2週間楽しめますよ。
赤部門
【バルベーラの上級ワイン】
ヴィーニェ・マリーナ・コッピ|コッリ・トルトネージ バルベーラ スーペリオーレ “イ・グロップ” 2015
【通常価格】7,040円
【クーポン5%OFF】6,688円
【さらにVIP会員様は10%OFF】5,984円
バルベーラはイタリアを代表する品種です。
身の詰まった果実に酸とタンニンのバランスが良く誰からも愛されるワインになるのですがネッビオーロの影に隠れがち。
坂本的にはサンジョベーゼとそっくりな品種。比べるとバルベーラの方がやや女性的でしなやか。
そんなバルベーラにも上級ワインと呼べる物が存在します。
今回ご紹介するこちらは正にそれ。
何が良いかってバローロやブルネロと比べると圧倒的に簡単です。
簡単というのは、飲み頃を考えなくて良いということ。
これは超利点です。
良いワイン飲みたいな…と開けて全然飲み頃でなくてがっかりする事ありませんか?我々の現場ではあるあるです。
飲み頃リスクを避けられ、味わいはバローロなどと比べて遜色ありません!
いやもちろんトップ中のトップと比べたらアレですが、それこそ打率何割よ…ってくらいこっち振り向かないので。
トップソムリエなら今これが抜群だね~とかわかるかもしれませんが、あまり身近にいませんよね。
ワインの核たる充実した果実味。
その熟度、質が抜群なのでおそらく嫌いな人はいないでしょう。
あなたは知るはずです。
奥深きバルベーラの本質を…
騙されたと思って一度どうぞ!
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