三軒茶屋の人気イタリアンのシェフが、イタリアワインを学び直す理由とは?
東京・三軒茶屋で30年以上続く老舗のイタリアンレストラン、ペペロッソ。イタリア全土の郷土料理をテーマに独自のメニュー展開を行っています。特に、各州の多彩な手打ちパスタは圧巻です。
そこで、料理への飽くなき探究心とイタリアへの深い愛情を持ち、日夜腕を振るっているのが、シェフの今井和正さん。界隈でも、知る人ぞ知る名物シェフです。その今井さんは、Vino Hayashiのイタリアワイン通信講座を現在受講中です。今回は、今井さんに受講のきっかけや学習の感想をお伺いしました。
Q1今井さんは、今までイタリアワインをどのように学習されていたのですか。
とにかく、飲んで覚えて好きなワインに出会った時に掘り下げていくという方法です。自分の「好き」を見つけた時に、集中的に調べていました。
Q2通信講座受講のきっかけを教えてください。
より深いイタリアワインの知識を深めるために受講を決めました。
また、スタッフ全員のレベルアップを図るためにお店で勉強をしています。
Q3実際に勉強してみて、いかがでしたか。
まず、テキストの詳細さに驚かされました。イタリア全土の平均気温や歴史の記載が細やかなことはもちろん、ワイン用語がイタリア語で書かれていることが良かった。辞書的に使えるので、お客様との会話の中で思わず披露してみたくなるのもポイントですね。
ペペロッソ流 "まかないワイン学習法” とは?
Q4ペペロッソさんならではの、学習方法があると伺ったのですが。
当店では、まかないの時間に通信講座のワインをテイスティングしています。まかないも当然イタリアの郷土料理なのですが、作る人間はワインをイメージして作るようにしています。
口の中でイメージした味が、実際食べる時に相性がどのように違ってくるのかを検証します。
Q5まず料理ありき、なのですね。
僕は、ワインと料理を組み合わせるのはソムリエだけの特権ではないと思っています。むしろ料理人こそ、ワインに寄り添うべきだと感じています。確かにそれは難しいことではあるのですが、日々料理に挑戦する喜びを感じています。
まかないを食べる時は、ワインとの相性を、塩や酸味の点からサービスマンチームのダメ出しも含めてディスカッションを行います。
Q6テキストはどのように活用していますか。
スタッフが7〜8人おりますが、テイスティング用紙をコピーして、全員にコメントを書かせております。
そこから答え合わせをして、スタッフ同士で足りない知識と言葉を補いあっています。
Q7グラスの活用方法を教えてください。
まず、テキストに書いてある正解のグラスで飲んでみることから始めます。その次に「このグラスよりも美味しく感じるグラスはどれか?」ということを探ります。
ソムリエ・林基就のセンスを垣間見ることのできる内容
Q8届けられたワインの中で、これはお気に入りというものはありましたか?
本当に僕の個人的な好みなのですが、第3回に届けられたリグーリア州のワイナリー「ビオ・ビオ(biovio)」のワインが大好きなんです。実は、通信講座を受ける前から知っていたのですが、初めて飲んだ時あまりの美味しさに衝撃を受けて、「あ、これはワイナリーにも行かなきゃ!」と即訪問を決めたくらい。
Q9ちょうどその時、ビオ・ビオがトレ・ビッキエーリを獲得したんですよね。
そうなんです。まさに僕が飲んだすぐ後に受賞して。「そりゃ獲るわと(笑)」。
Q10当然だろうと。
(笑)
Q11内容について、これはオススメというポイントがあれば教えてください。
これは、特にワインについて言えることですが、(林)基就さんが選んだものはどれもまず美味しい。共通してエレガンスを感じるような「綺麗な」ワインばかりで、基就さんのセンスを感じられるセレクトです。
Q12まだ第3回を終えたばかりですが(2018年1月時点)、学習内容を踏まえて今井さんご自身の変化はありましたか?
変化というほどでもないのですが、お店で採用するワインの目星をつけたりもするようになりました。飲食店の場合、忙しくて試飲会に行けない方もたくさんいるかとは思いますが、月1回2本ずつ届くので、検討するのに丁度良いですね。
\期間限定!今なら先行申込プレゼントあり/
イタリアワイン講座 サービスの詳細はこちら