いつもご愛顧ありがとうございます。
Vino Hayashiの鶴岡でございます。
私は『月刊DOCG』という、イタリア最高格付けDOCG（全76銘柄）をご紹介する定期便を担当しています。
DOCGは76銘柄もあるのですが、そのうち知られているのは意外にもごく一部の有名銘柄のみ。
そもそも輸入量がかなり少ない銘柄も多く、月刊DOCGで紹介するために日本に初入荷したワインが多数です！
私は2019年から「DOCG全制覇」するべく現地取材や試飲をしているので、日本のどのソムリエよりもDOCGを網羅し飲んでいる一人かもしれません！
そんなDOCGの水先案内人として、DOCGワインをご紹介します！
実はご紹介に先駆けて、代表の林や、西垣、川嶋らと1本づつ試飲をしたのですが、まさに飲み頃を迎えているワインを自信をもってご紹介させていただきます！
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DOCGの水先案内人 鶴岡が厳選
飲み頃DOCG 5選
限定18本
ミネラルの厚みを感じるすっきり白ワイン
【白・辛口】テヌータ・ピアノ・ディ・ルスターノ|ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ リゼルヴァ “ブロンドレート” 2021
6,600円
中部イタリアのマルケ州を代表する人気の白ブドウヴェルディッキオ。
生産エリアはアドリア海寄りとアペニン山脈寄りの2ヶ所に分かれていて、このワインの産地は山脈側です。
実は、山脈側のヴェルディッキオは生産量が圧倒的に少ないので希少です。中でも1年半以上の熟成を経て造られるDOCGリゼルヴァは滅多に見つけることができません。
マテリカの町の標高は約350ｍ。海側よりも冷涼な地域となり、味わいは厚みのある酸とミネラルがしっかりと感じられるタイプ。それゆえ個人的に大好きなワインです！！
熟成にはバリックを使用し、繊細にそのニュアンスが感じられます。程よい骨格があり、10年以上の長期熟成にも向いています。
8℃～10℃、冷やし過ぎずにお楽しみください。 限定商品となり、再入荷の予定はありません。
プロのソムリエにもウケてます！和食に合わせやすい！オレンジ色をした珍しいワイン
【オレンジ色・微甘】ジョヴァンニ・ドリ・イル・ロンカット|ラマンドロ 2018
5,280円
イタリア北東部のフリウリ＝ヴェネツィア・ジューリア州で造られる「ラマンドロDOCG」は生産量極少です！
ヴェルドゥッツォ・フリウラーノという白ブドウを１００％使用しますが、珍しくタンニンを多く含んだ品種であるため、黄金色が特徴的なフルボディワインに仕上がります。
アールグレイや砂糖漬けのオレンジピールのような華やかな香り。ラマンドロの最大の特徴は、このブドウが持つ典型的なタンニンが残留糖分のバランスを保つことによる「甘くない甘さ」であることです。
口に含むとアタックには甘い感覚があり、その後タンニンが口の中をきれいにしてドライにしてくれるのです。 実は、コレがお砂糖やみりんを使う和食に驚くほどぴったり！旨味もあるので煮物やブリの照り焼きなどいけますよ～！ 和食にラマンドロ！通過ぎますっ！
こちらも8℃～10℃、冷やし過ぎずにお楽しみください。※世に言うオレンジワインとは異なります。
＜気品あるバラの香り＞「ワォ！」と声が漏れるピエモンテ赤ワイン
【赤・辛口】 ダカーポ|ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート “マヨーリ”2021
5,500円
バローロをはじめとする赤ワインの銘醸地として有名なピエモンテ州で、素晴らしい個性を持つ品種といえば「ルケ」だと思います。
グラスに注ぐとバラのような華やかな香りが広がるので驚きです！一度飲むと忘れられない経験となり、人に教えたくなります。
生産者数は20社程しかなく、持っているだけで貴重です！
強い香りではなく優しく感じられるので、お料理の邪魔にもなりません。ルケの生産エリアは白トリュフの産地でもあるので、トリュフ料理や牛の煮込みなど、幅広く合わせることが可能です。
ルケはフローラルなアロマと、洗練された味わいを併せ持つ魅惑的な赤ワインなのです。
＜13年熟成＞バローロと同じ品種ネッビオーロ100％のリゼルヴァでこれは超お買い得！
【赤・辛口・フルボディ】ペッテリーノ・マルコ|ガッティナーラ リゼルヴァ 2009
7,700円
ピエモンテ州の北部、アルプス山脈の麓で造られる力強いネッビオーロ。
バローロやバルバレスコで知られるランゲ地方は石灰質や粘土質土壌であるのに対し、ガッティナーラは火山性土壌であることや、冷涼な気候であることから、よりタンニンのしっかりとした筋肉質な仕上がりとなります。
黒系スパイス、熟したイチゴジャム、タバコ、トリュフ、ローリエなどの複雑な香りが広がり、余韻も長く続きます。
13年の熟成期間を経て、いま飲み頃を迎えており、試飲した全員が香りを嗅ぎ、一口口にするたびに感嘆の声を漏らしました！
円安前に輸入したもので、大変お値打ち価格。
2009年ヴィンテージのリゼルヴァが7,000円台とは超掘り出し物です！
＜一度飲んでいただきたい、柑橘類の香りが華やかに広がるスプマンテ＞
【泡・微甘】 モンテヴェルサ|コッリ・エウガネイ フィオール・ダランチョ 2021
5,060円
イタリアではモスカート（マスカット）種を使ったアロマティックなワインが各地で見られるのですが、実は種類がいくつかあります。
一番メジャーな「アスティ・スプマンテ」はモスカート・ビアンコ（白いモスカート）。一方、このスプマンテはモスカート・ジャッロ（黄色いモスカート）を使用。
ギリシャを経由してヴェネツィアの商人によってこの地に伝わったと言われています。主な栽培エリアはヴェネト州からトレンティーノ゠アルト・アディジェ州となっており限定的です。
フィオール・ダランチョは「オレンジの花」という名の通り、オレンジの花やアプリコット、柑橘類の香りが華やかに広がるスプマンテ。誰がいつどこで飲んでも美味しく、地元ではアペリティーヴォはもちろん、鶏肉などの白身肉と合わせて飲まれています。
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