
・飲み頃は? 開けたてから塩味が強く美味しいです!2日目以降に果実味が強くでます!
・ジャンルは? 白い花系ワイン!完熟リンゴの果実味を感じるタイプ!
・ベストペアリングは? 焼き鳥(塩)、焼き野菜、豚肉など合わせる食材が広いジャンルです!
大阪営業所の井手です。
1年間、お届けワインの美味しい飲み方と取扱説明を皆さまにお伝えしていきます。ぜひ参考にしてください。プロのソムリエも知らない知識や独自の観点からワインを分かりやすく説明します。
第10回でお届け
シチリア州
【白】バーリョ・オーロ|テッレ・シチリアーネ カタッラット “ザファラ” 2024

飲み頃は?
開けたてから良い状態です!
2日目から濃厚な赤リンゴの果汁が強くでてきます!
抜栓4日以上も美味しいワインです!
温度帯は?
良いワインは温度を上げても美味しいので、少し高めも試してください!
6〜12℃ 温度と、香り&味わいの出方をみて好みの温度を探してください。
特にこのワインは少し高め(10℃くらい)がお薦めです。
野菜室から出して5〜10分時間を置いた温度。
抜栓後にコルクを刺し直して、セラーがない場合は冷蔵庫の野菜室で保管してください。
ジャンルは?(ワインをジャンル分けする事でペアリングや楽しみ方が理解できます)

白い花系ワイン
花の香系ワインとは『花の香』=蜂蜜等の蜜を伴った『白い花や黄色い花』のフローラルな香りを感じた際に使用されることが多いです。
私はラムネの香りやリンゴの香りに近いワインを捉えて呼びます。蜂蜜やラムネ、アーモンドやピスタチオの香りが混ざっています。強い香りになると林檎やラフランス、ジャスミンの香りにも感じます。柑橘系の香りも少し混ざるので難しく感じますが『自分の香りの捉え方』を探して香りをジャンル分けしてください。
(ジャンル分けは井手独自の感覚のジャンル分けです)

タイプ
中程度の酸味と塩味を強く感じるタイプ!
下の画像の『塩田の横の畑』で造っています!
潮風由来のミネラルタップリワインです。
果皮に付着した塩分が果汁と一緒にプレスされます。
これがテロワールと言われる、『風土からくる風味や個性』の味わいです!
ここまで塩味を味わえるワインは珍しい!

特徴
リンゴジュースの様な果実味の後に強い塩味を感じます!
通称『塩ワイン』です!

・テイスティング(味わいの変化)

1日目 流石『塩田』の横で造るワイン!塩味が強い!
香り:完熟リンゴ、パイナップル、バナナ。
味:赤リンゴ、アーモンド系の香ばしい苦味、アフターの塩味強い!
2日目 開いた!パイナップルが薄くなった
香り:完熟リンゴの香りが強くなった
味:果実味の濃度が上がって濃いリンゴジュースみたい、塩味強い!
3日目 良い状態!バナナの香りが薄くなり、青リンゴの清涼感がでてきた!
香り:変わらず良い状態!
味:青リンゴの清涼感がでてきた!
4日目、美味しい!5日目も美味しい状態が続くワインです!
香り:変わらず良い状態!
味:変わらず良い状態!

結論 汗を流した後に飲みたい!塩味が心地よいワインです!
5日以上美味しい素晴らしいポテンシャル!

塩味の強いワインは食事との相性を考えると塩分の加算になる事があります!
食事には心地よい塩分量があるように、
ワインの塩分は純粋な塩化ナトリウムではないですが『塩分感じる』事で、
『塩味の濃い食事と合わせると塩っぱく感じてしまう』事があります。
しかし、そこまで気にする事ではありません、プロの方は少し頭の片隅に入れておいてください!
・ワインの塩味(サリニティ)=食卓の塩(塩化ナトリウム)によるものではありません。実際には、酵母が生み出す有機酸であるコハク酸やその他の酸のバランス、そして土壌から吸収されたミネラルが複雑に絡み合って生み出される感覚とされています。
ベストペアリング

・プチトマト:美味しい。トマトの汁の味とリンゴ感が心地よいペアリングです!

・タケノコ旨煮:りんごの果実味と香りが補填されて不思議な美味しいさ!
・枝豆やブロッコリ等の青みと甘みがある食材:ワインの塩味と酸味が食材の甘い旨味に補填されて味が引き締まります。青い系かフルーツ系のオリーブオイルをかけるとより一層味わいが広がる!

・ほうれん草や小松菜等の菜葉系はボイル、蒸し、焼き共に、酸味を補填して苦味が同調する相性の良い組み合わせです。オリーブオイルと塩で合わせてください!
・キャベツを焼いただけ:旨い!キャベツの甘み香ばしさが蜜っぽい果実味と合う。余韻まで美味しい。
・手羽先塩:鶏肉の旨味にワインの苦味と果実味が補填されて美味しい。焼き鳥も塩焼きだと合います。
・椎茸塩焼き:椎茸はどのワインとも最高に合うペアリングです。焼き椎茸最強説を提唱しています。

・鶏肉:焼き鶏のグリルは白ワインの出番です!赤ワインはボリュームが強過ぎて合いません!鶏の旨味を引き出しながら香ばしさにワインの苦味がベストペアリング!

・豚肩ロース:サッパリして美味しい。豚の香りもナッツ感で旨味に変わる。旨い!

・和牛ハラミ:サッパリして美味しい。牛の油の旨味と甘みの後にワインの苦味がアフターに伸びてくる!

※お肉をサッパリさせながら噛みしめて食べる『肉✖️白ワイン』のペアリングを知ってください。
肉専門店の方々は口を揃えて『白ワインが合う』と言います。ワインに干渉されずにお肉を食べる組み合わせです。塩胡椒や塩ワサビで合わせてみてください!
赤ワインとは違い『お肉の味』を噛みしめるペアリングはハマります。肉は赤ワインと言う固定概念が変わると思います!

・揚げ豆腐グリル塩:蜂蜜っぽい果実味とナッツ系の苦味が揚げ豆腐の甘みと香ばしさと同調して美味しい。味わいに膨らみが増す。カリカリにグリルで焼いてください。淡白で香ばしい味わいに花の香系ワインは抜群に合います!
結論
白い花系ワインは合わせる食材が多いです!
ナッツ系の苦味を合わせるペアリングがポイントです。糠漬けや揚げ豆腐と相性が良い事にビックリでした。
井手のベスト漬物
茄子の浅漬け:酸味が同調して苦味が補填されるペアリングです。
糠漬け胡瓜:ワインの香ばしいナッツの様な苦味と塩味にぬか漬けの旨味が心地よい。
糠漬け人参:リンゴの香りが補填されて美味しい。
沢庵、美味しい!爽やかな香りとりんご感が清涼感になってが抜けていく。

井手のベストポテチ
コンソメポテチ:ポテチの香ばしい旨味がワインの苦味と同調する。旨い!

▶︎第10回【赤】アントネッラ・コルダ|カンノナウ・ディ・サルデーニャの取説はこちら
Vino Hayashi 井手 大阪営業所長 J.S.A.認定ソムリエ
食育アドバイザー
横浜市で誕生 福岡に6年、関西で36年。O型。45歳。 ワイン業界で約15年、レストランや料飲店での営業のほかにペアリングのコンサルもこなし、飲食とフットサルと笑いを愛するポジティブ関西人! 好きなワインは、弊社取り扱い生産者カステル・ユヴァルのミュラー・トゥルガウ、コントゥッチのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ。

Vino Hayashi 井手
大阪営業所長
J.S.A.認定ソムリエ
