いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。VinoHayashiの川嶋でございます。 バローロ生産者「ストロッピアーナ」セミナー&メーカーズディナー無事閉幕いたしました。
ご来場・ご参加のお客様、誠にありがとうございました!
数年ぶりの生産者イベント開催となり内心ドキドキでしたが、「どのワインも素晴らしかった!」「生産者のお話が聞けてよかった!」と大変お喜びいただき、こちらもホッと胸を撫で下ろしました。
ご参加の叶わなかった方に、少しでも雰囲気を味わっていただこうと、ディナーレポートを書きました。
また、ご参加のお客様皆さんに「美味しい!」「面白い!」と絶賛いただいたワインを販売いたします。
希少バックヴィンテージもごく僅かではございますが、ご用意させていただきましたので、お見逃しないようご利用ください。
ディナーの主題となったのは希少土着白品種ナシェッタと畑違いのバローロたち。
そもそもナシェッタって何?という疑問からスタートです。
ナシェッタは、ランゲ地方唯一の希少土着品種。
元々は界隈の生産者たちが自家用に栽培していた品種でした。
ランゲ地方唯一の土着白ブドウ品種、ナシェッタ。一時は絶滅危惧種となった超希少品種。
しかし、栽培困難のため一時は絶滅の危機に。
90年代、バローロの成功により生産者たちに経済的な余裕が生まれ、ようやくナシェッタ復興の機運が高まりました。
生産者ストロッピアーナのレオナルドさん曰く「あくまでも例えですが、ヴェルメンティーノとリースリングのいいとこどり」というこちらの品種は、柑橘系の爽やかな香りと、熟成が進むとリースリングにも似たペトロール香(石油香)が特徴。
バランスの良さ・完成度の高さでご来場の皆さまのハートをいきなり鷲掴みにしました。
合わせたお料理は、ヴィテッロ・トンナート(仔牛肉のツナソース)。
アンチョビとケッパーを効かせた酸味のあるソースと冷製の牛肉が、ナシェッタのもつオイリーさと酸味にたまらなくマッチです。
ぜひおうちでお試しあれ!
柑橘系の香りとオイリーさの絶妙なバランス!
ストロッピアーナ|ランゲ・ナシェッタ 2020
4,620円
4年ぶりの来日となったレオナルド・ストロッピアーナさん(左)。ちなみに右は今回通訳を務めた弊社社員マルタさん。彼女もイタリア出身です。
忘れてはいけないのが、ピエモンテといえばドルチェット・ダルバ。
生産者にとっては完全に「普段の飲み物」であるこちらのワイン、なんとレオナルドさんのお祖父さまは朝食時に飲んでいたとか。
バローロの生産者に取材すると、中には「一番好きで飲んでいるワイン」という答えが返ってくるぐらい、溶け込んでいるのがドルチェット・ダルバなんです。
ストロッピアーナのドルチェットは紫の果実を噛み締めるようなストロングさがありながらも、体の中にスーッと沁みてくるバランスの取れたワイン。
ディナーでは、贅沢にもこのドルチェットを使ったリゾットが強されました。
美味しくないわけがない!ですね。
果実を噛み締めるようなストロングスタイル!でもスーっと溶け込む
ストロッピアーナ|ドルチェット・ダルバ 2021
4,180円
バローロは豪華3種飲み比べ!
後半は真打ち登場。バローロの飲み比べです。
まずはバローロ・レオナルド2019です。
レオナルドさんの名前を冠したこちらのワインは単一畑ブッシアとサン・ジャコモの畑で収穫されたブドウをブレンド。
2019なんてまだ若いんじゃないの、と疑いながら口にしましたが、存外、なめらか。
お父さんのダリオさんの代には、硬かったバローロ・レオナルドでしたが、レオナルドさんに代替わりしてエレガントなスタイルになっているではありませんか。
サン・ジャコモは北のラ・モッラ、ブッシアは南、モンフォルテ・ダルバに位置。
お次はバローロ・レオナルド2013。
お父さんの代の硬かったバローロが、10年経つとどうなるか、という親子対決的な非常に興味深いものとなりました。
念のため8時間前に開け、固唾を飲んで見守りましたが、なんと10年経って素晴らしいワインに!
気難しいけれど、開くとなんとも言えない深い味わい、無言の語りかけがそこにはありました。
2013は、そんなワケで古くから変わらない、昔気質のバローロ。今やこちらのスタイルの方が珍しいです。バローロを愛する人は必飲です! そしてサン・ジャコモ2013。
サン・ジャコモバローロ生産地区最北のラ・モッラに位置する畑。
口当たりは非常にエレガントで、これぞ単一畑バローロ!と誰もがうなづけるワインです。 10年熟成、さすがのこなれ感。私川嶋も、タバコやスパイスの香りにうっとりしっぱなしでした。
さて、ディナーには登場していないものの、もう一つ彼らにとって重要な畑があります。
レオナルドさんの偉大なるパパ、ダリオさん。職人気質、昔ながらのバローロの造り手。今は息子を静かに見守っています。
それが単一畑ブッシアです。
ブッシアは、バローロ地区の南に位置するモンフォルテ・ダルバにある標高400m、粘土質の畑。
硬質で、燻銀の魅力があり、やや玄人好み。
長期熟成向け。向き合う時間が必要で大切に飲みたいワインです。
バローロお好きな方には必ずわかっていただけるような、そんなワインです!
今回はこちらワインたちを、極少量ですがご用意しております。 希少バックヴィンテージ、この機会にぜひ入手されてはいかがでしょうか。
豪華2013年バローロ3本セット!
バックヴィンテージ2013年バローロ豪華3本セット
33,440円
代替わりした息子、渾身のエレガントバローロ
ストロッピアーナ|バローロ “レオナルド” 2019
8,140円
もはや希少な、父ダリオさん昔気質のバローロ
ストロッピアーナ|バローロ “レオナルド” 2013
8,800円
バローロ生産者「ストロッピアーナ」のワインは他にも色々取り揃えございます!
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