【決定版】
飲めばイタリアの“トップ・オブ・トップ”がわかる!
社長ハヤシと川嶋が試飲&厳選した白ワイン5選
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。
Vino Hayashiの川嶋でございます。
今回は「飲めばイタリアのトップ・オブ・トップがわかる!社長ハヤシと川嶋が試飲&厳選した白ワイン5選」をご紹介します。
トップ中のトップ、ハードルを上げてしまいましたがこれには背景があります。
先日、ワインジャーナリストの宮嶋勲さんをお招きしイタリアワインセミナーを開催しました。
テーマは「今、最注目のイタリア白5選」。
試飲を行った際ハヤシが「まさにイタリアのトップ・オブ・トップ」と驚くほどのクオリティを発揮し、宮嶋さんにも絶賛していただいた白ワインが今日の5本です。
トップ・オブ・トップのイタリア白ワイン選定基準
✅複数品種のブレンドではなく、イタリア土着品種単一で造られていること
✅まさかあの品種がこのクオリティーに!?という驚きを感じられること
✅イタリア国内でも評価が高い生産者であること
✅抜栓後、すぐに美味しいこと
飲んで損なしの5本、選出理由を私川嶋がハヤシにインタビューしました。最後までお付き合いください!
ハヤシ曰く「シャルドネやソーヴィニヨンなどの国際品種も数多く飲んでいますが、この個性はイタリア土着品種にしか出せないと改めて痛感した5本です!」とのこと。
今回は「おすすめ順」にランキング形式で5位から1位まで発表します!
【おすすめ第5位】
ヴァッレ・ダオスタのライジングスター!
ロッセ・テロワール|ヴィーノ ソプラクォッタ 900 2020
8,690 円(税込)
ーこのワイナリーとの出会いは奇跡的だと聞きました。ハヤシ「宮嶋さんに『よく見つけましたね』とお褒めいただきました。
「ロッセ・テロワール」は、ヴァッレ・ダオスタに突如現れた新進気鋭のワイナリーです。
スタッフは若い人ばかりですが、造っているワインがハイセンスです。」 ーフラッグシップがこのプティ・アルヴィーヌですね。ハヤシ「はい、8,000円越えのプティ・アルヴィーヌです。これがいきなりトレ・ビッキエーリを受賞して話題になりました。 プティ・アルヴィーヌという地元で親しまれている品種で高級ワインを造ったというのが彼らの功績です。
そういう意味でも今、最注目の外せない生産者です。
ワインは、標高900m以上の高地で造られる酸味がイキイキとしたタイプ。個人的にも好きです。
まだ残暑厳しいこの季節にぜひお試しいただきたい1本です。」
【おすすめ第4位】
高いと怒られた過去も!
高級すぎるトレッビアーノ?
ペルラ・デル・ガルダ|ルガーナ・スーペリオーレ “マドンナ・デッラ・スコペルタ” 2019
5,720 円(税込)
ー弊社ではずっとこのワイン取り扱いがありますが、最近お客様からもプロの方々からも再評価されています。
ハヤシ「ありがたいことです。でも謝らないといけないのは、僕自身このワインをちょっと舐めていました。
こんなに旨かったんだ!と驚きました。
ハチミツとか麦っぽい香ばしさがあって、香りは甘いのに酸が引き締めてくれる。これは旨い!今まで本当にごめんなさい。」
ー当初はセールスの時苦労したと聞きましたが。ハヤシ「はい、名前がついているだけで正確にはトレッビアーノという品種とは別なのですが、当時は『トレッビアーノなのに高すぎる!』とお客様に怒られたこともあります。
でもロンバルディアでは、リゾートに来たお客さんがまとめ買いしていく人気ワインなんです。
今現地でも品種が再評価され、需要が伸びていると聞き、ずっと輸入してきて良かった!と。
凝縮感があるしっかりタイプ。少し涼しくなってから、温度は高めで楽しみたいです。」
【おすすめ第3位】
カルヴァドス香とアフターのギャップワイン好きの探求心に火をつける1本
レ・チマーテ|トレッビアーノ・スポレティーノ スーペリオーレ カヴァリエ・バルトローニ
2018 7,040円(税込)
ーこのウンブリアのトレッビアーノ・スポレティーノはちょっと変わってますね。ハヤシ「まず驚くのがこのカルヴァドス香。りんごコンポートのような優しい香りが特徴です」 ー本当だ。フレッシュなりんごではなく、コンポートの雰囲気です。 ハヤシ「そう。誤解を恐れずいうと、はじめはこの加熱したりんごの香りのせいでちょっと輪郭がボケて感じます。 でも後から急にミネラル感が出てきて、全体的に引き締まってくるんです。
驚きました。 第一印象の香りと、口の中での変化、グラス1杯で何度も美味しいから飲み進めたくなってしまいます。
ワイン好きの探究心に火をつける、唯一無二の個性を持った1本です。酸は穏やかなので酸味が苦手な方におすすめです。」
おすすめ第2位】
8年樽熟成のフリウラーノ!メロンやアーモンドの素晴らしい香り
レナート・ケベル|コッリオ・フリウラーノ リゼルヴァ “ゼグラ” 2015
9,900円(税込)
ーなんと2015年のフリウラーノです。ハヤシ「8年熟成!熟成感もありますが、香りはみずみずしいですね。
メロンやアーモンドなど、フリウラーノらしい香りが発揮されています。」 ーフリウリにはリボッラ・ジャッラもありますが、今回はフリウラーノなんですね。
ハヤシ「確かにリボッラ・ジャッラは果皮が厚く、フリウリで人気のオレンジワインにもよく使われる品種です。
でも、地元の人が好きなのはフリウラーノなんです。優しくて温かみがあり、寄り添ってくれるような品種です。 また、僕はお隣スロベニアワインも好きでよく飲むのですが、この界隈の生産者は樽熟成がとても上手な人たちです。 樽香だけでなく、最後に酸がしっかり決まっている。フリウラーノ “ゼグラ”は、二つの要素がバランスよくまとまっていて、最終的にスケールの大きいワインに仕上がっています。
この技術力とセンスには脱帽!独特の熟成香は、ナチュールワイン好きにもおすすめです。」
【おすすめ第1位】
ガヤの元栽培責任者が造る抜群に旨いエトナ・ビアンコ
フェデリコ・クルタス|エトナ ビアンコ “ガンマ” 2019
7,260円
ー2022年の出張で功二さんも私も感動したエトナ・ビアンコですね。ハヤシ「まず、グラスに注いだ時の輝きが違いますね!
レモンとかアプリコットの香りに、口に含むと、酸とミネラルがバランスよくとける。
やっぱり好きだなあ。ほんのり硫黄の香りもして、美味しいだけでなくエトナの火山土壌を感じさせます。」
ー宮嶋さんも昔からの友人、フェデリコ・クルタスさんが造っています。
ハヤシ「ガヤの元栽培責任者ですね。
元々はヴァッレ・ダオスタの出身で、山育ち。シチリアでもエトナの山に魅せられているのが興味深い。 フェデリコさんの良さは、やはり卓越した技術力と表現力。飲めばエトナの風景がありありと脳裏に浮かんできます。
やはりその土地でしか表現できない土着品種の良さを存分に発揮している。
今、僕が思うトップ・オブ・トップのイタリア白ワインです。 酸味がしっかり効いているので、酸が好きな方限定でおすすめです。」
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