【上半期Bestワイン発表】高級レストランに売れに売れたワインを6種類ご紹介します！

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今回紹介するワインは2023年上半期、
レストランに売れに売れたワインをご紹介します。
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Vino Hayashi大阪営業所の井手です。
副社長の西垣から『前回案内した高級レストランで売れに売れたワイン特集の続編を書いて欲しい』とお願いされました。

前回ご紹介したワインの反響が良く、リピート購入されたお客様もいたとのこと。
しかし！在庫が減るとレストランが本当に困るので、今回も数量限定でご紹介させていただきます。
2023年の新年、春から夏にかけて、売れに売れたワインの中から『在庫が無くなると怒られるレベル』のレストラン御用達のワインを6種類ご案内します。
在庫がある限り売れ続ける猛者達です！

営業井手の2023年上半期ベストワイン1位〜6位はこちら

井手に代わりまして、Vino Hayashiの西垣です。
今回、井手に選んでもらったワインは、高級レストランに選ばれしワインなのはもちろん
✅今まさに飲み頃である
✅在庫限り。無くなり次第新しいヴィンテージに切り替わってしまい2度と手に入らない。
この2点で大変おすすめです。

これから秋に向けて、ぜひ今すぐ1本ずつカートに入れることを強くおすすめします！
早いもの勝ちとなりますので、在庫切れの際はご容赦ください。

実際の売上順に並べ、第6位〜映えある第1位まで発表します。

いつにも増して井手の文章量が多め(熱め)ですが、ぜひ最後までお読みください。それではどうぞ！

それでは、レストラン人気
上半期第6位はこちら！

【第6位】劇的に美味しくなって『上半期、売れに売れた赤ワイン』になりました。
(赤)バローニ・カポアーノ|チロロッソクラッシコ 2017
Baroni Capoano Ciro Rosso DOC Classico
3,520円(税込)

「こんなに美味しいチロ初めて飲みました。」
「今が最高の状態ですね」
「熟成するとこんなに深みが増すのですね」
プロのソムリエのコメントです。特に最初のコメントを多く聞きます。

しかし、実はこのワイン美味しくなかったんです。2〜3年前に試飲した時は。

それが劇的に美味しくなって『上半期、売れに売れたワイン』になリました。

ビンテージが変わった訳でも、グラスを変えた訳でもなく、セラーで3年熟成しただけです。

ワインにとって熟成することが如何に大切か知ることとなった1本です。

元々ガリオッポで造るチロ・ロッソは早飲みのワイン。若くてギラギラした果実味タップリだったワインだったのです。

それが熟成と共にシットリ落ち着いついてハーブやスパイス感溢れる大人のワインに育ちました。6年熟成のチロは今が最高に美しい状態です。

輸入元で仕事をする中で、育てたワインが輝く瞬間！本当に嬉しいです。

在庫数も限られていて、2017年ヴィンテージが無くなると終売になる予定のワインなので二度と日本で出逢う事ができなくなります。秋冬に向けて、2、3本買っておいて全く損はないですよ！

【第5位】毎年ブレる事なく素晴らしクオリティを発揮する、私にとって欠かせない白ワインです！
(白)カンティーネ・ディ・マルツォ|グレコ・ディ・トゥーフォ 2021
Cantine di Marzo Greco di Tufo DOCG
4,400円(税込)

ヴィンテージが変わる度にレポートを作成していますが、毎年ブレる事なく素晴らしクオリティを発揮しています。

グレコ・ディ・トォーフォは古くからDOCGとしての地位が与えられたワイン。その為、格付けにあぐらをかき収穫を早めた商業的な果実味だけのワインも市場には見受けられますが、このグレコを試飲した時は驚きました。

果実味が無い！実際はあるのですが、ミネラル感とアーモンドや蜂蜜の様な苦味が強く、後から青リンゴや洋梨の清涼感溢れる果実味が現れます！

これは美味い！レストランが持つべきワインだと確信が持てます。

実際、春夏のお野菜や食材とベストマッチしました（枝豆、シシトウ、ゴーヤ、トマト、菜の花、タコ、等）

特にオススメが牛タンです！塩コショウで焼いた後、レモン代わりにグレコ・ディ・トォーフォ！

牛タンの旨味とワインの苦味と清涼感がベストペアリングです！

秋は松茸の香りとワインの香りを合わせるペアリングもオススメです！

美味しい食材が増えてくる秋にこそ、あらためて食事と合わせて飲んで欲しい白ワインです。

【第4位】今が1番美しく輝く一期一会のワインをぜひ！(赤)『陰干しのフラン』と『カベルネ・ソーヴィニョン』フランスワイン顔負けのセパージュマジック。
リッキ|ガルダカベルネ “リボ” 2020
Ricchi Garda DOC Cabernet "RIBO"
5,280円(税込)

陰干しのカベルネフランとカベルネ・ソーヴィニョンのセパージュ！レストランでも圧倒的人気のワインです！

その理由は、
１、カベルネフランの50%を30日間陰干しする事で生まれる濃厚な果実感。

２、フレッシュなカベルネフラン特有のフローラルなアロマ。

３、カベルネ・ソーヴィニョン特有のスパイシーさとタンニン。

この3つが重なると濃厚でアロマティックでスパイシーなワインが出来上がります。『フランスワイン顔負けのセパージュマジック』です。

グラスにこだわるリーデル会員様が夏の試飲会で1番買ったワインです。

夏でも濃厚ワインが売れた事が美味しさの証明です！

【第3位】陰干し濃厚白ワインの完成系。現在最高の状態！
(白)ラティウム|ソアヴェ “カンポ・レ・カッレ” 2021
LATIUM Soave DOC "Campo Le Calle"
3,960円(税込)

私が再入荷を懇願して300本入荷したモンスター白ワイン！
30日の陰干し！時間も手間もリスクも掛かる陰干しを選んだ高級ソアヴェ！

この陰干しSoaveは高級レストランのペアリングワインで必ず選ばれるワインの一つです。

同じ陰干しのVinoHayashi不動の人気No. 1白ワイン、リッキ/メリディアーノよりいま飲み頃な状態です！

この半年、プロのソムリエが両方試飲した結果は、このソアヴェの圧勝でした。

柔らかい酸味、濃厚な果実味、心地よいミネラル、ソアヴェ特有の苦味がアフターを引き締めます！

酸味が柔らかいのでお刺身や焼き魚とも相性が良く、出汁を使った和食や鍋料理とも相性抜群です。

高級吟醸酒を思わせるワインで汎用性の高さが人気の秘密です。食材や料理に果実味の同調や補填が際立ちます。

レストランで人気のワインなのであまり紹介したくなかったのですが、今日のテーマには外せない重要なワインなので、仕方なく情報公開します笑
これは陰干し濃厚白ワインの完成系です！

【第2位】「これはね、オーパスワンクラスのワインの味だよ」
(赤)レ・チマーテ| ウンブリアロッソ “マッキエート”2016
LE CIMATE Umbria IGT Rosso "MACCHIETO"
8,580円(税込)

「これはね、オーパスワンクラスのワインの味だよ」
「現行のサッシカイヤ、オルネライアより断然美味しい」

そこまで紹介していないにも関わらず、特定のお客さんからリピート注文がくるので不思議に思い理由を聞いた時のコメントです。

ほんとに？オーパスワンは5~6万やで。
この9500円のワインが？

半信半疑で試飲すると、凄い！これ高級ワインの香りと味がする！高額のレジェンドワインの風格がバリバリです！

赤のレジェンド級ワインは大きく分けて2つのタイプに分かれます！

1つめは、ロマネコンティを代表とする赤系果実味のピノ・ノワール信仰。エレガントな酸味でボディはミディアム迄、香りと、旨味と、鉄分を楽しむタイプ。
2つめは、昔のボルドーを代表する黒系果実味のフルボディー＆バリック信仰。酸味柔らかい、果実味ドカン、タンニンギッシリで樽ガンガンの濃さを楽しむタイプ。

このワインは2つめのタイプです！

優しい酸味、口に広がる果実味、心地よいハーブとスパイス感から一気に深い深いタンニンが口全体に広がりギュッとなった後にバリックのバター感で優しい旨味を継続させてくれます。

『世界一のタンニン含有量のサグランティーノ50％』と『スパイス感と果実味の王様カベルネ・ソーヴィニョン50％』、アメリカンオークのバリックとフレンチバリックを見事に使い分けて、アタックは柔らかく、果実味とスパイス感を楽しんだ後に強烈なタンニン、そしてバリック感と続く！

そして何より『香りも開いてて飲み頃になった味わい』です。

開けたてから香りと果実味がしっかり前にでている！開いた状態のワイン！

※硬いワインは香りが乏しく（墨汁の香り）果実味やハーブ＆スパイス感の前に強いタンニンを感じてしまいます。

多くのレジェンドワインは飲み頃に達してない状態が多い中、2016年ヴィンテージでこのポテンシャルは凄いワインです！

5.6万払って硬いワインを飲むくらいなら、9500円でレジェンドワインの味わいを楽しんでください！偉大なワインの深味は素晴らしい！

【第1位】アンリ・ジャイエの弟子が『生き残り数パーセントのブドウ』で造るワイン！
(赤)クパーノ|ヴィーノ・ロッソクパーノ
CUPANO Vino Rosso CUPANO
7,480円(税込)

本当に売れに売れましたね。特にソムリエ経験の長い方に売れたワインです！

玄人の方ほど、試飲した瞬間に値段の確認してました。

「旨い！なのに安い！？何でなん？」

毎回このパターンです。

通常2万円以上するブルネッロを造る工程の中で樽熟成の選定から外れたワインをブレンドして造ります。

ここが大事なポイントです！

ブドウの剪定ではなく『樽熟成中の選定』です。
クパーノは厳しい選定で有名なワイナリーです。

使うブドウは厳しい剪定に剪定を重ねて生き残ったブドウ。1つの枝に2〜4房しか残さない徹底した剪定。

立ち会ったスタッフが「熟したブドウを無慈悲にボトボト切り落としていく…」と衝撃を受けた。と言っていました。

『生き残り数パーセントの猛者達（ブドウ）』を使っています。

根本が違うから旨いわけです。
ん？樽熟成の選定？

クパーノの創始者のリオネル・コズン氏はブルゴーニュの神アンリ・ジャイエに師事したフランス人です。

バリックを知り尽くしたフランス人が熟成過程で樽とワインの状態を見極めます。

熟成中の樽の中から早飲みできる樽を数樽厳選してリリースしてくれます。

それがこの『クパーノロッソ』です。

ブルネッロの下のカテゴリーのロッソ・ディ・モンタルチーノ定価12,000円より気軽に飲めるカテゴリーを造りました。（美味すぎて気軽に飲めないんですけどね！）

去年入荷した時点では、僕的には硬くて香りが閉じていたのでレストランで少量しか販売はしていませんでした。

春ごろから香りが少しづつ開いてきたので試飲に持っていくと冒頭のコメント通りです。いつもは入荷してすぐ売り切れるのですが、今回はコロナの影響で入荷数が多く、状態が硬かった事で在庫が残っています。

『生き残り数パーセントの猛者達（ブドウ）』を楽しんでください。

ワインとは！突き詰めるとブドウの力なのだと深く考える体験になります。