
・飲み頃は? 開けたてから熟成感を楽しめます。
2日目、3日目と熟成の香りと旨味が強く出てきます!
・ジャンルは? 赤果実系!ですが、熟成ワインはどのジャンルも似た味わいになっていきます。
・ベストペアリングは? ウィンナー、香ばしいナッツ、牛レバー、椎茸、鰹のタタキ、合挽ハンバーグ!
こんにちは、大阪営業所の井手です。
1年間、お届けワインの美味しい飲み方と取扱説明を皆さまにお伝えしていきます。ぜひ参考にしてください。プロのソムリエも知らない知識や独自の観点からワインを分かりやすく説明します。
第12回でお届け
バジリカータ州
【赤】ミケーレ・ラルーチェ|アリアニコ・デル・ヴルトゥレ スーペリオーレ “レ・ドゥルデ” 2013

飲み頃は?
1日目から熟成感や熟成による旨味が楽しめます!2日目、3日目と熟成の香りが強く出てきます!
熟成した腐葉土香りのや錆びた鉄の香り。干し椎茸や鰹節のような香り。
熟成の勉強になるワインです!
13年の熟成を楽しめるワイン!しっかり熟成赤ワインを楽しみましょう!
※抜栓後はセラーより温度が低い冷蔵庫か野菜室で保管してください。時間経過と共に開く前に酸化します。

熟成ワインは好みが分かれます、時間しか作れない美味しさを感じて楽しみましょう!
温度帯は?
16〜20℃
ボトルを握って少しヒヤッとする温度
抜栓後、必ず冷蔵庫か野菜室で保管してください。セラー(16℃前後)だと温度が高過ぎます。
2日目以降は残量に対して野菜室から30〜60分前に出し温度調整してください。
ジャンルは?(ワインをジャンル分けする事でペアリングや楽しみ方が理解できます)

赤果実系
赤果実系とはピノ・ノワールやネッビオーロ(バローロ)を代表する酸味が強く、色調が赤く濃淡がやや薄い特徴を持つジャンルです。
※赤ワインは大きく分けて赤果実系のジャンル(ピノ・ノワール等)と黒果実系のジャンル(メルロー等)2種類に分かれる事が多いです。今回は赤系果実の特徴が色濃くでる品種です。
凄く勉強になる品種なのでしっかり楽しみましょう。(ジャンル分けは井手独自の感覚のジャンル分けです)

タイプ
赤果実系で鉄分とタンニンが強いタイプ(代表品種はネッビオーロ、サンジョヴェーゼ)
南イタリアの王様『アリアニコ』は偉大なブドウです!
果実味タップリの『黒果実系』になるタイプ
エレガント系の『赤果実系』になるタイプの2種類が存在する事を知って下さい!
今回のワインは基本的に煮込み料理との相性が良いワインになります。牛ステーキや焼肉は合いません!赤ワイン煮込みやハンバーグが合います!
特徴
今注目のアリアニコは南イタリア中心に生産量が増えています。
カンパーニア州で造られるDOCGのアリアニコと言えば1.タウラージ(Taurasi)南イタリアで最初にDOCGに認定された、力強く長期熟成に向く赤ワインです。
そして同じカンパーニア州で造る2.アリアニコ・デル・タブルノ(Aglianico del Taburno)タウラージの北西に位置し、2011年にDOCGに昇格した滑らかなタンニンが特徴のワインです。
バジリカータ州で造るDOCGの3.アリアニコ・デル・ヴルトゥレ・スーペリオーレ(Aglianico del Vulture Superiore)死火山ヴルトゥレ山の火山性土壌で育つブドウから造られ、豊かなミネラルと骨格を持ちます。
3銘柄もDOCGに昇格しています!今後も注目の品種であることは間違いありません!

個人的に『アリアニコ』は『ネッビオーロ』や『サンジョヴェーゼ』に似たタイプだと感じています。果実味を楽しむタイプではなく、酸味と鉄分と旨みを楽しむエレガント品種です!!
ネッビオーロも同じですが、昔は年月と共に熟成する事でしか滑らかに出来なかったワインが醸造技術の発達や造り手の努力で若くても美味しいワインが増えた事は嬉しいばかりです。
1日目 これぞ熟成ワインだ!開けたてから凄い熟成を感じる!
香り:葉土、乾燥椎茸、酸化した醤油、熟成香、錆びた鉄、熟成した梅
味:錆びた鉄、酸化した醤油、熟成の旨味、余韻にシェリーの様な香ばしい系の旨味
2日目 香ばしさと旨味を強く感じるようになった!
香り:全く変わらない
味:熟成の香ばしさと旨味を強く感じるようになった
3日目、全然変わらない!
香り:変わらずやな
味:さらに旨味強くなってきたな
4日目、流石熟成ワイン!
香り:最初から最後まで枯れとる!
味:熟成ワインをしっかり楽しんでください!
結論 熟成したワインは旨い!日数を追うごとに酸化熟成の旨味が強くなっていく!
熟成ワインは熟成ワインの楽しみ方があります!
熟成ワインの腐葉土や錆びた鉄などの複雑な香りや酸化熟成した旨味を探してください。
枯れていくのではなく、年月を重ねた味わいです。
※保存方法は注意してください。セラー(16℃前後)ではなくて温度の低い冷蔵庫で冷やしてください。
熟成ワインの見分け方。
熟成した赤ワインは色で分かります。
レンガ色が混じった赤色になります。グラスを傾けて液面の薄い場所の色を見てください。
オレンジがかった色調になっています。

白ワインの熟成
余談ですが、白ワインも熟成します。熟成すると色調が濃くなっていきます。レモンイエローから黄金、アンバー(琥珀)と変化していきます。

ベストペアリング


・香ばしいナッツ:素焼きピーナッツやアーモンド、香ばしさの同調が素晴らしい!ベストペアリング!

・鰹のタタキ:食べる直前にバーナーで炙って香ばししてください(これ凄く大事です)。鉄分の同調!旨味の同調!醤油つけると更に美味しい!焼き目の香ばしさは色々なワインと相性抜群です!

・鴨の胸肉:合うね!鉄分が同調、鴨の旨味がワインの旨味と合う!が同調、味わいが広がる、
・合挽ハンバーグ:家庭で作るハンバーグです。玉ねぎの甘みが広がり肉の旨味とワインの鉄分が混ざって美味い!
・豚肩ロース:好きな合わせ方!焦がしてください!豚の旨味とワインの旨味が同調!
・鳥レバー甘露煮:旨い!レバーのネットリ感と鉄分が同調!アフターまで心地よい!
・焼いたブラウンマッシュルーム:最初ワインが勝つけどアフター心地よい出汁感とマッシュルームの香ばしさが合う。
・焼き椎茸塩:旨い!ボリューム感も丁度、熟成感と香ばしさと旨味が折り重なる!
・ゴボウ:ゴボウの鉄分が同調!金平牛蒡みたいに醤油ベースならもっと美味しくなる!

結論 熟成した赤ワインは合わせる食材が熟成の進み具合によって狭くなっていきます。果実感が薄くなり、旨味と熟成感が厚くなるからです。腐葉土の様な熟成感と同じ香りのキノコとの相性は同調を感じる素晴らしい組み合わせです。中々良い熟成ワインと出会う機会が少ないので熟成感を楽しんでください。
香ばしいナッツはクセになります!お薦めは素焼きピーナッツを薄皮ごと一緒に食べてください!
牛肉のステーキや焼肉と相性良くないです。一度試してください。
井手のベスト漬物 シソニンニク、旨い!酸味が打ち消しあってニンニクの香りとワインのシソっぽい果実味と旨味が合う!
・シソ梅:甘い!旨い!酸味とタンニンが打ち消しあってお互いの果実味を強く感じる!梅干しなら何でも面白いペアリングになります。

漬物ではないですが昆布の佃煮はお勧めです!特にフジッコのふじっ子煮シリーズは凄く合います!おかか昆布、しそ昆布は絶品です!

井手のベストポテチ 海苔しお系 海苔の旨味が同調する!美味しい!
カレー味のスナックもスパイス感と熟成感が面白い組み合わせです!

▶︎第12回【ロゼ】サンタ・ルチア|カステル・デル・モンテ ボンビーノ・ネーロ “フィオール・ディ・リベス”の取説はこちら
Vino Hayashi 井手 大阪営業所長
J.S.A.認定ソムリエ
食育アドバイザー
横浜市で誕生 福岡に6年、関西で36年。
O型。45歳。
ワイン業界で約15年、レストランや料飲店での営業のほかにペアリングのコンサルもこなし、飲食とフットサルと笑いを愛するポジティブ関西人!
好きなワインは、弊社取り扱い生産者カステル・ユヴァルのミュラートゥルガウ、コントゥッチのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ。

Vino Hayashi 井手
大阪営業所長
