定期購入コースは、毎月林基就厳選のワイン2本と取材紀行文が届くコースです。
泡から赤へ!ロンバルディアを飲みましょう。
こんにちは。「定期購入コース」冊子編集長のカワシマです。
こちらの記事ではお届けするワインや生産者、そしてイタリア取材時のよもやま話などをしていきたいと思っています。
さて今月の「定期購入コース」は、ロンバルディア州の二つの生産者のワインをお届けしています。
まずひとつめは、そして高級スパークリングワイン“フランチャコルタ”の造り手、Villa Crespia(ヴィッラ・クレスピア)、そしてヴェネト州との州境マントヴァの造り手、RICCHI(リッキ)です。
天才はズバッとモノを言う!「〇〇は好きではありません」
Villa Crespia(ヴィッラ・クレスピア)を案内してくれたのは、醸造責任者のフランチェスコ・ヤコノさん。
天才と呼ばれる実力の持ち主ですが、物腰は柔らかでインタビューは終始和やかムードで進行していきました。
でも、何か言い出すだろうなあ、という予感はありました。
美味しい泡に美味しいおつまみ・・。
泡好きのアナタなら、あれに合わせようとか、これに合わせようとか様々なペアリングが浮かんで来ますよね??
ですが、ヤコノさんはここでズバリと一言。
「実のところ、アッビナメントの紹介をするのが好きではありません」!
・・がーん。
いえいえ、これにはきちんとわけがあるのです。答えはお送りする冊子で全て明かしているのですが、シンプルに言うとヤコノさんの造るフランチャコルタは「それだけで完成品だから」!
なかなか強気ですよね?でも、私はその潔さと、何よりヤコノさんの造るワインの美味しさにすっかりハマっておりました。
とにかく暑っつい!夏のマントヴァ
さてお次のRICCHI(リッキ)を案内してくれたのは、輸出部長のキアーラさん。マントヴァは平地のため、夏は太陽が照りつけ厳しい暑さに。そんな中、キアーラさんは涼しげなワンピースで颯爽としていてました。
VinoHayashiでは、毎年真夏にイタリア取材に行くのですがとにかく現地は強烈な暑さ。
それもそのはずで、日光を遮るものがないブドウ畑ばっかり訪問しているからなんですけどね。
ここマントヴァは平地続きなので暑さはなおさら。そんな中カメラに三脚、ドローンを抱えての取材は過酷でした。。
「あの〜なんでそもそも干しちゃうんですか?」
さてRICCHI(リッキ)と言えば、どうしても聞きたかった質問がありました。それは「なぜ陰干しした(アパッシメント)ブドウを使ってワインを造るのか?」ということ!
極論すると、そんなの干したいからに決まっているのですが、あまりにも健康的で美味しそうなブドウを作っているのにも関わらず、そのままワインを造らず一度干すのは何故なんだろう?と思っていたのですよね。
答えは・・飲めばわかります!というのは、半分冗談半分本気です。というのも、今回お届けするトップキュヴェの“リボ”は香りと色に反して、ものすごくエレガント。この柔らかさはアパッシメントでしか出せないということなんですね〜。
それと、あともうひとつ理由があるのですが・・。答えは、2月お届けのテキストをお楽しみに!
-お届けワイン-
フランチャコルタ リゼルヴァ”フランチェスコ・ヤコノ” ドサッジョ・ゼロ 2008
リッキ|ガルダ カベルネ “リボ” 2015
※お届けするワインは、ヴィンテージや銘柄が変更になる場合もございます。