レストランの厨房で一つひとつ丁寧に作られ、日本ではなかなか味わえない、多種多彩な本場のパスタ料理を完全再現してお届けする「パスタ大好き!」では、美味しいパスタはもちろんですが、プロの料理人さえも知らない、郷土パスタのルーツが学べるのも魅力の一つです。
パスタの文化に触れたい方は、どうぞご覧ください。
パスタの故郷を味わおう
日本におけるイタリア料理店が約8,000 店を数えるなか、今、日本人の3人に1人は、週1回以上パスタを食べるといわれています。
今やイタリア料理、なかでもパスタは、日本人の日常の一つとなっています。
ところがです。
これほど普及しているにも関わらず、パスタ本来の姿はあまり知られていません。
例えばボロニェーゼ。ちゃんとしたボロニェーゼをどれほどの人が食べたことがあるでしょうか?
誰もが知っているこのパスタ料理ですら、実はプロの料理人でさえも、多くはその奥までは知らなかったりします。
パスタを生んだイタリアの歴史文化。
何百年と鍛え抜かれてきたその伝統。
それぞれのパスタにはその土地ゆえに発展し得たロジックがあり、その源はもっぱらクチーナ・ポーヴェラと呼ばれる貧困料理です。
パスタは、何世紀にも及ぶ貧しい暮らしのなか、庶民が工夫を重ね紡ぎ出すに至った、食卓における一編の詩なのです。
そしてその味わいに惚れ込み、日本で「本来のパスタの姿」を継承している料理人たちがいます。
また、その料理人たちに実直な食材を提供し続ける生産者たちがいます。
食べるということは、単に美味しいものを食べて消費することではなく、私たち自身が農業に、料理人たちの暮らしに参入していることを意味します。
こうしたパスタを取り巻く世界を知ることで、パスタを食べる楽しみは、これまでとはまた一味違ったものになっていくはず。
「レストランの味を届ける」と銘打ったサービスは多々あります。
でもそのほとんどは「レストランのレシピを工場生産で再現したものを届けている」のが本当のところです。
この企画「パスタ大好き!」では、イタリア郷土料理に人生を捧げた2 人、小池シェフのパスタ概論、佐藤シェフの「自身のお店の厨房での手作りソース」をパスタと共にお届けします。
パスタを今まで以上に美味しく、深く体験してほしい。
そして、時にこの企画で紹介する実践的な手引きをもとに、みなさんもぜひ手打ちのパスタづくりに挑戦してみてほしい。
きっと、それなりに美味しいものができると同時に、それなりの難しさも感じるのではないかと思います。
つまるところ、その道のプロとして実直に向き合ってきた料理人たち、彼らの生み出す味がどういうものなのか、この「パスタ大好き!」をきっかけに、彼らの舞台であるレストランにも足を運び、そのことの価値まで感じてもらえたら嬉しいのです。
そんなことを願って、この企画は生まれました。
全12 回、計24 種のソースとともに味わうパスタ体験。
ぜひお楽しみください。
オリジナルテキストを試し読み
読み応えある当講座のオリジナルテキストを試し読みしたい方は是非ご覧ください。
▷▶幻のパスタ「クロゼッティ」を見る
パスタ大好き!とは?
レストランの厨房で一つひとつ丁寧に作られ、日本ではなかなか味わえない、多種多彩な本場のパスタ料理を完全再現してお届けします。
興味ある方は「パスタ大好き!の詳細を見る」よりご覧いただけます。
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