Vino Hayashi スタッフのヴェゼルです。
我々の業界ではよく、イタリアワインと和食は相性が良いという話をよくします。なかでも「ある品種」を飲んでいると必ずと言っていいほど、和食と合わせたい!という声があがります。
もちろん私自身も相性が良いと思っていましたが、今回の経験で「和食とイタリアワインは合う!」と確信できました。
香りと味わいの共通点
仕事でもプライベートでもお世話になっている和食店の方と日本酒を飲んでいた際の出来事です。
いつもお店に行くとお任せで日本酒を提供していただけるのですが、ある銘柄を飲んだ時に、ふとよく知る香りに飲み慣れた味わいを感じました。
その日本酒からは、ヘーゼルナッツやバナナのような香り(いわゆる吟醸香)が感じられ、程よい酸味とミネラル。そして苦みのある余韻が味わいを引き締めてくれています。私の頭のなかで、このような特徴のある日本酒と似たワインが思い浮かびました。
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ クラッシコ スーペリオーレ
“チプリアーニ” 2014 4,968 円(税込)【終売】
パイナップルやアーモンドの香りに、ほのかな苦味と余韻のミネラルが特徴。
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージクラッシコ“ブーカ・デッラ・マルコーナ” 2015 4,180円(税込)
ヴェルディッキオ特有のピスタチオの香りやラムネのようなミネラル感、ハーブのニュアンスが印象的。
「だし」が決めて!
和食の基本である「だし」は日本人の日々の食生活において欠かせないものですね。
本日ご紹介のヴェルディッキオという品種には「だし」のうまみの要素があり、特に昆布だしのニュアンスを感じられます。
和食の「だし」とワインの「だし」が互いの良さを引き出す良いポイントなのかもしれません。
日頃から食することの多い和食と今回ご紹介したヴェルディッキオのワインを合わせていただけたら、今までとは少し違う体験が出来るのではないかと思います。是非とも和食とのペアリングをお試し下さい。
ヴェゼルさん.... 東京生まれ東京育ちの都会派ヴィーノ・ボーイズ。 2駅奥に行けば埼玉。区民に憧れをもつ市民。A型 日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格保有。 イタリアンレストランのサービスマンとして10年間勤務経験有り。 Vino Hayashiでは珍しい自然派ワイン好きの市民