「この人が美味いというワインは正解」by営業 井手
Vino Hayashi大阪営業所の井手です。先日、久々の東京出張で"盟友"坂本さんのお店Ruscelloに行ってきました。
そこで「井手さん、これ美味いよ。」と出されたVino Hayashiのワインが、どれもまぁ美味い!
僕が毎回メールで力説しているとおり、ワインは飲み頃がかなり重要です。
舌が確かで、さらに現場で日々サービスしてワインを確かめている坂本さんは、僕が長年一目置くソムリエの1人ですが、彼が現場で厳しく選んだ"飲み頃"ワインは本当に間違いない。
お客様にお知らせるなら、今でしょ!!
今回ご紹介するのはそんな5本です。
では、坂もっちゃんどうぞ!
四谷三丁目Ruscelloというワイン食堂を営んでおりますソムリエの坂本正紀です。前回に続き、またメルマガ書かせていただきます。
今回は「秋」をテーマに。
あれは13年前…「季節をイメージしてワインを選べ」とシェフから教えられ四苦八苦した記憶がありますが、いつしか当然のものとして身に染み付いています。
レストランでのペアリングにおいても料理との相性は当然のこと「この時期こんなの飲みたいよね」もしっかりと考えます。
さて本題、秋味なワインです。
\本日ご紹介ワインの一覧はこちら/
ロゼ) ピエトロ・ベコンチーニ|テンプラニーリョ ロゼ “フレスコ・ディ・ネーロ” 2021
通常価格 3,740 円(税込)
まずはロゼ!ソムリエ人気が高いピエトロ・ベコンチーニによる今っぽいロゼ。
クラシカルな造り手なのにたまたま植わっていたテンプラニーリョ種でワイン作りしているのがユニークです。これはそのテンプラのロゼ。
色も濃いし味わいも濃いのかな?と思いつつ味わってみると、意外なほど優しい…タンニンは感じますがかなりソフト。
一番主張するのはザ・苺ジャムな風味ですが決して甘いわけではなく全体がスマートにバランスが取れています。
こういうロゼこそ「どの料理に合わせてワインを選んだら良いかわからない~」というシチュエーションを救ってくれるナイスワイン。秋の入り口にぴったりですね。
白)レ・チマーテ|トレッビアーノ・スポレティーノ 2019
通常価格 5,060 円(税込)
続いて中部ウンブリア州から。
レ・チマーテのトレッビアーノ・スポレティーノ。
Vino Hayashi営業井手さんも推す、ここの看板ワイン「マッキエート」が大好評らしいですね。「あれマジ美味いですよ」と推したのは何を隠そう私です。私がお店で何度もリピートしているワイン。
さて美味い赤の造り手は、大体白も美味いんです。が、問題は飲み頃…
硬くとも美味しく飲めるものもありますが、半年前に飲んだ時にはまだガチガチ状態でした。
開いたのはここ最近のこと。
全体としては酸がきれいでシュッとスマートさがありつつ、特徴的な黄色系フルーツが感じられて「オリエンタル」なイメージ。
ようやく夏が終わる今くらいが飲み時なのでは?という事で今回ご紹介します。
バランス的には食事を通して一本飲み通せるワインですが、しっかり冷やしたところから試してみてください。
白)ボルゴ・サン・ダニエーレ|ヴェネツィア・ジューリア ビアンコ “アルビス・ブラン” 2016
通常価格 6,820 円(税込)
続いて上級白ワイン!個人的に超推しの造り手である造り手であるボルゴ・サン・ダニエーレです。
(おそらく日本中のリストランテに)ファンの多いヤシック・ビアンコの造り手といえばピンと来る方も多いのではないでしょうか。
エントリーのワインがあれだけ美味ければ何飲んでも美味いんです。
上級ワインということで飲み頃が気になりますが安心してください。2016年ビンテージなので問題なし、開けたてから開いています。
味わいはフリウリの上級白ワインらしくブレンドから来る芳醇な…ミネラルの溶け込んだ…しかしながら鉱物感が強く主張するわけではない…。
「フリウリで各ワイナリーのフラッグシップがブレンドだとこんな感じにめちゃくちゃ美味くなるよね」と、イタリアワイン上級者がたまに発する感じ。
酸・果実味・ボリューム感・余韻など、全てが高水準。
ワイン会に持っていけば「これ美味っ!何これ?」が狙える名選手。
当たり前のブルゴーニュも良いんですが、たまにはこんな変化球も良いのでは?
イメージは桑田です。変化球が得意な正統派。昭和生まれです。
赤)ポデーレ・カンプリアーノ|キャンティ・クラッシコ 2020
通常価格 6,820 円(税込)
ここから赤ワインに移ります。これは絶対に紹介したかった、今が飲み頃、まさに秋を感じさせるワインです。
クラシカルなキャンティ・クラシコ。
絶対に良いワインなのに、なぜかあまり語られることのないいぶし銀。
繊細でやや女性的な表現ですが、サンジョベーゼの綺麗な酸やタンニンを非常にソフトに表現しています。
繊細さはややもすると難しさに繋がる気もしますが、これは難しくない。上手に作られています。
私はたまに、質の良い飲み頃のサンジョベーゼやネッビオーロを飲むと「これ以外に赤ワインっていらないんじゃないかな…?」なんて思ったりするのですが、これはそれに近いワインです。
これからの時期、焼きの青魚と合わせたりしてもOK。
良い赤ワインは全てを包み込みます。
赤)エディ・シムチッチ|“デュエット” 2018
通常価格 6,160 円(税込)
長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。これが最後のワインです。
言わずもがな、スロヴェニアNo.1ワイナリーですね。エディ・シムチッチ。
ところで、私はボルドー系のワインに苦手意識を持ってまして…
スーパートスカーナ(死語)系ボルドーブレンドなど触れる機会は多々あり、でもイマイチ美味しいと思うことがなく。
それも品種の持つパワフルさから来る飲み頃問題のせいかな?
と言うわけでちょっと構えて抜栓テイスティングしたのですが…
もう、普通にめちゃくちゃ美味い。
普通にすごく美味いというのは、これ系のブレンドではなかなかありません。
筋肉質ですがしなやかでこなれ感があり、ビシッとタキシードに蝶タイでドレスアップした細マッチョイケメンを想像します。
きっとエスコートもスマートにこなすんでしょうね。
さてエディのワインに特徴的な「塩気」もしっかり感じられます。これがまた良いアクセントで後引く美味さ!味わい深いというやつです。
秋ワインって淡めの色味の滋味!タイプを想像したりするのですが、細マッチョ凝縮系タイプもなかなかオツなもんです。
脂の乗ったサンマの塩焼きとかはたまた焼きサバなんか合わせてもアリです。
下手に肉に合わせるよりも良いかも…
\本日ご紹介ワインの一覧はこちら/
⚠️"飲み頃ワイン"は全国のプロのソムリエが取り合いになるので、在庫が少ないのが玉に瑕...
在庫があるうちに押さえておくのが吉です。
前回、坂本さんがご紹介したワインはこちら
営業 井手が選出!上半期Bestワイン
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