【第4回】エミリア＝ロマーニャ州のワインはいかがでしたか

いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。Vino Hayashi つるおかでございます。お届けしたワイン以外の追加情報を州のテーマに沿って皆さまにお伝えいたします。

イタリアワイン通信講座、第4回のワインは

・＜赤フリッツァンテ＞　レッジャーノ・ランブルスコ DOP フリッツァンテロッソセッコ“マルケーゼ・マノドーリ”

・＜赤ワイン＞　ロマーニャ・サンジョヴェーゼスーペリオーレ“トレ・ロッケ”

の2種類をお届けしました。

今日はエミリア＝ロマーニャ州の補足説明をしながら、同州で造られている個性溢れるお薦めワインをピックアップしてご紹介いたします。是非知っておいていただきたいものですので、p12～15を参考にしながらお読みください。

尚、いずれもVino Hayashiオンラインストアで取り扱っており、イタリアワイン通信講座受講生の方はVIP会員価格の10％OFFで購入が可能です。各商品名（リンク）をクリックしていただきますと、ワインの詳細をご覧いただけます。

ヨーロッパ最古の大学があることでも知られるボローニャ

エミリア＝ロマーニャ州は東西に長い州で、エミリア地方とロマーニャ地方とに大きく分かれています。州都のボローニャには1088年に設立されたボローニャ大学があり、『神曲』で名高いダンテ・アリギエーリや天文学者ガリレオ・ガリレイなどを輩出したことや、人体解剖室が残されていることでも有名です。ボローニャ大学で醸造学を学んだという生産者も多く、現在も世界中から学生が集い、町には活気があります。

町の中心地の大部分には、ポルティコと呼ばれるアーケードが延べ40ｋｍに渡って連なっています。それはイタリアの中でも一番長く、ポルティコといえば誰もがボローニャを連想するほどです。
これだけポルティコが多く設置された理由は諸説ありますが、中世にボローニャ大学に多くの人が在学した際に住む場所が不足したため柱を建て、その上に部屋を増設したためだそうです。
この美しい景観もこの町の人気の秘訣となっています。

生ハムのお供はランブルスコ

お届けしたワインの1本目は赤スプマンテのランブルスコです。ボローニャから北西に車で約1時間の町モデナ近郊で造られるワイン。親しみやすい味わいで、1杯目のアペリティーヴォとしても気軽に飲まれており、生産量も比較的多い銘柄です。

モデナから通称「美食街道」と呼ばれるエミリア街道をさらに北西に進むとパルマに着きますが、この町の名物の一つが生ハムです！！生ハムとランブルスコは間違いなく良い相性ですよね。

実は、このランブルスコ、甘口～中甘口～辛口まで様々な種類があります。お届けしたものはSecco（セッコ）と記載されていて、辛口を意味しています。Vino Hayashiでは同じ生産者のランブルスコで、Semi Secco（セミ・セッコ）とロゼも取り扱いがございます。生ハムに合わせるには、Semi Seccoのようなほんのり甘口のほうが、生ハムの甘さや旨味をより引き出せるのでよりお勧めです。

キリっと冷やして飲みたい！と言う時には後味すっきりのロゼがお勧めです。「ランブルスコ」といっても、味わいや品種の種類によっていろいろなタイプがあるので、飲み比べてみると面白いですよ。

＜セミ・セッコ＞果実のフレッシュさと柔らかいタンニンが印象的。ほんのり甘口に仕上がっています
**ヴェントゥリーニ・バルディーニ|ランブルスコエミリアフリッツァンテ “モンテロッコ”**
**3,080円（税込）→VIP会員価格2,772円**

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＜ロゼ・スプマンテ＞ローズヒップや熟したプラムのような香り。口当たりはフレッシュで、非常に華やか
**ヴェントゥリーニ・バルディーニ|レッジャーノランブルスコスプマンテロザート “カデルヴェント” NV**
**3,960円（税込）→VIP会員価格3,564円**

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エミリア＝ロマーニャ州を代表する白ワイン「ロマーニャ・アルバーナ」

この州を代表する白ブドウは、東側のロマーニャ地方で栽培されている「アルバーナ」です。房は比較的大振りに実り、果皮にはタンニンを含んでいます。このアルバーナ種を主体にして造られるロマーニャ・アルバーナは白ワインで初めて最高格付けDOCGに昇格したワインです。

アルバーナはセミ・アロマティック且つタンニンを持つ白ブドウで、そのポリフェノール効果からある程度の熟成も可能です。また、辛口～甘口までいろいろなタイプの味わいに製造することができ、生産者の個性が出しやすい品種とも言われています。
白ワインは気軽に飲める親しみやすい味わいのタイプが多く、桃やアプリコットといった華やかなアロマが感じられます。