
こんにちは、塾長の井手です。
毎月お届けするワインの取扱説明を皆さまにお伝えしていきます。美味しい飲み方やペアリングのポイントをぜひ参考にしてください。プロのソムリエも知らない知識や理論、独自の観点からワインを分かりやすく説明します。
3月にお届け
【ロゼ泡】ヴェントゥリーニ・バルディーニ|レッジャーノ ランブルスコ スプマンテ ロザート “カデルヴェント” NV

飲み頃は?
泡は開けた!と言いたいところですが、
ドライなスパークリングワインは2日目にポテンシャルを発揮!果実感やミネラルを感じます!
炭酸が少し抜けて酸味が柔らかくなり、ワイン本来のポテンシャルが出てきます。
※スパークリングワインの専用ストッパーが無い場合、抜いたコルクは二度と刺さりません!
通常のワインのコルクがあれば奥まで捻じ込んで、外したミュズレ(針金)と王冠でコルクを留めてください。
コルクがガス圧で抜ける可能性があるので立てて保存してください。
通常のコルクで保存した場合、ソムリエナイフかコルクスクリューでゆっくり抜栓してください。
通常のコルクも無い場合はサランラップと何重もの輪ゴムで頑張ってください。

温度帯は?
6〜8℃がお薦めです!
キンキンに冷やしても良いのですが要素が感じ難いです。
冷蔵庫から出してグラスに注ぐと適温になります。
抜栓後は野菜室ではなく、より温度の低い冷蔵庫で保管してください。
ジャンルは?(ワインをジャンル分けする事でペアリングや楽しみ方が理解できます)

ワイナリー提供のブドウの画像です。
ドライなロゼスパークリング(やや辛口)
フリーズドライのイチゴの様な味わい、グレープフルーツのような苦味と旨み!
ロゼシャンパンを彷彿させるドライ感です!
・近年のシャルマ方式の炭酸の強さは力強さを増しています!
甘味を感じるランブルスコが多い中、非常にドライな味わいに仕上げています。
・スパークリングワインを楽しむ上で大切なポイント!
『泡を含めた酸味(アタック)』と『果実味&ミネラルの強さ(中間)』と『アフターの味わい』この3つのバランスです。どれか1つでも強すぎるとバランスが崩れます。炭酸は酸味に換算されます。
特にスパークリングワインで大切な要素はアフターです!心地よいかが大切です。
「このワインは泡、中間、アフターのバランスが素晴らしいね」なんてコメントをすると「この人スパークリングワインを飲み慣れているな!」と思われます。
ついでに「イタリアのシャルマは果実感を大切にするから好きだな、知らんけど」なんて呟いてください。羨望の眼差し間違いなしです!
ランブルスコの歴史はとても古く紀元前の古代ローマ時代(1200年前)から造られる伝統的なワインです。千年続く事が素晴らしいワインと言う事の証明です。
生産者のヴェントゥリーニ・バルディーニは、
安価で大量生産の補糖されまくったランブルスコが出回る中で、厳しい剪定で1/3迄収穫量を減らし、SO2も最小限、オーガニック農法で1番厳格な基準のCODEX認定を受けています。最高級のブドウで造る最高級のランブルスコを味わってください!
今回お届けの泡はランブルスコとしては珍しくロゼです。
味わいはセッコ(secco)やや辛口です。
- やや辛口 セッコ(Secco)、セミセッコ(Semi Secco)、アッボカート(Abbocato)
- やや甘口 アマービレ(Amabile)
- 甘口ドルチェ(Dolce)
※ランブルスコは果皮を漬け込まずに造るビアンコもあります。

1日目 ドライだ、フリーズドライのイチゴの味わい!
香り:炭酸ガスの強い香り、落ち着いたらローズヒップの香り。
味:酸味強いな、ドライな果実味、フリーズドライのイチゴの味、グレープフルーツの苦味を感じる。
プロはテイスティグする時にグラスを回して炭酸を適度に抜きます。
炭酸が強いと酸味が強調されて味わいが分からないからです。
結論
上質なシャンパンのロゼのような味わい!
ランブルスコとは思えないドライで熟成の旨みも感じるワインでした。
ベストペアリング

マグロ刺身、美味しい!イチゴ感合う!旨みと苦味が同調する!


鴨胸肉、美味しい!鉄分とイチゴ感合う!酸味も心地よい!

・豚スペアリブ:美味しい!ドライなイチゴ感が心地よい!

・タコ刺身:美味しい!酸味が心地よい!アフターが旨みと合う!

・焼き椎茸:美味しい!酸味が和らいで旨みが同調する!
・素焼きのピーナッツ:ナッツの香ばしさと巨峰の果実感が足される!ピーナッツの皮もタンニンと同調!美味しい!

・ルッコラ:美味しい!ルッコラの苦味と香りが同調して伸びる!アフター迄美味しい!ベストペアリング!


・柚子ピール:香りが広がる!ボリューム感も完璧!ベストペアリング!

・カカオ70%:美味しい!酸味心地よい!イチゴ感が高級感に変わる!

・キウイ:トロピカル感が心地よく伸びる!青いキウイ感合う!ベストペアリング!
・パイナップル:美味しい!トロピカル感がイチゴ感と調和する!
結論
上質なロゼシャンパンのような味わいのは『酸味が強い』のでボリュームのある料理と合わせる事をお薦めします!
個人的にスパークリングワインはフルーツと合わせるとき幸せを感じます。特にトロピカル系の果汁のあるフルーツと相性抜群です!
マグロは赤身、中トロ、大トロ全て素晴らしいペアリングになります!醤油との相性も抜群です!
お肉は酸味が強いので牛、鹿、馬肉は合いません。
鴨や豚に緑のハーブを加えると口中に広がるペアリングに変わります!ついでに柚子ピールや柚子ペーストを隠し味に入れるとワインの香りが引き立ちベストペアリングを狙う上級者の合わせ方になります!
井手のベスト漬物
・しそニンニク:香りが広がる!美味しい!紫蘇との相性最高!
・味噌ニンニク:香ばしい旨みが心地よい!香ばしい味噌とイチゴ感が合う!

井手のベストポテチ
・スッパムーチョ梅:美味しい!香り広がる、酸味心地よい、美味しい!
・スコーン焼きとうもろこし:香ばしい系と合う!香ばしい中にイチゴのソース感が心地よい!

▶︎第4回【赤】ニコルッチ|ロマーニャ サンジョヴェーゼ スーペリオーレ “トレ・ロッケ”の取説はこちら
Vino Hayashi 井手 大阪営業所長
J.S.A.認定ソムリエ
食育アドバイザー
横浜市で誕生、福岡に6年、関西で36年。O型。45歳。
ワイン業界で約15年、レストランや料飲店での営業のほかにペアリングのコンサルもこなし、飲食とフットサルと笑いを愛するポジティブ関西人!好きなワインは、弊社取り扱い生産者カステルユゥヴァルのミュラートゥルガウ、コントゥッチのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ。

Vino Hayashi 井手
大阪営業所長
