
こんにちは、塾長の井手です。
毎月お届けするワインの取扱説明を皆さまにお伝えしていきます。美味しい飲み方やペアリングのポイントをぜひ参考にしてください。プロのソムリエも知らない知識や理論、独自の観点からワインを分かりやすく説明します。
3月にお届け
シチリア州
【赤】エトナ・ロッソ “グアルド・イル・ヴェント” 2022

飲み頃は?3日目以降
開けたては若い赤果実系特有の加工品のジャムやお菓子の梅の香りがします。
3日以内に絶対飲み切らないでください!
4日目に上質なブルゴーニュのピノ・ノワールの香りに変化します!
ファインワインと付き合う秘訣は焦らずにゆっくり香りが開くのを待つことです。

温度帯は?
20〜22℃と高めがお勧めです!
ボトルを握ってほんの少しヒヤッとする温度
抜栓後にコルクを刺し直して、セラーがない場合は冷蔵庫の野菜室で保管してください。
ジャンルは?(ワインをジャンル分けする事でペアリングや楽しみ方が理解できます)

赤果実系と黒果実系の中間
激レアジャンルです!
トピカルな果実味と香りが広がるエレガントなタイプ
※赤ワインは大きく分けて赤果実系のエレガントタイプ(ピノ・ノワール等)と黒果実系の果実味タイプ(メルロー等)2種類に分かれる事が多いです。
しかし!今回はその中間の『中程度の酸味、トロピカルな果実味とエレガントな香り』を感じます。
赤果実系でも黒果実系でもない、
出逢う事が稀な桃の香りの優美なワインです!
(ジャンル分けは井手独自の感覚のジャンル分けです)

特徴
黄桃の香りと果実味を感じるワイン(激レアタイプです)
ピノ・ノワール、ネッビオーロ、サンジョヴェーゼ、カベルネ、ネロディトロイア、ネレッロマスカレーゼ、で出会った事があります、『品種の個性ではない味わい』がします。
品種は関係なく『特定の条件』で『特定の酵母』を使用した時にのみ生み出される味わいと香りと推測されます。そして醸造家が狙って造る味わいです。
硬い状態(若いヴィンテージ)だと香りと味わいが赤果実系の要素を強く感じます。しかし香りと味わいが開くと酸味が柔らかく黄桃の香りと果実味を感じるワインに変貌する不思議なタイプです。

1日目 香り味ともに硬い状態です。
香り:ゴムの香り、若い赤ベリー系の香り、樽の香、ジャム、鉄分、15分後に黄桃の香りが仄かに。
味:酸味は丸い、タンニンが果実味より先にくる、若いエグ味のあるアメリカンチェリーの果実味、微かに黄桃の果実味。
【重要】硬いワインの味と香り
1、硬いワイン=果実味よりタンニンを感じる
酸味→果実味→タンニン→樽感(樽を使っていれば)が開いたワインの流れ。
2、硬いワイン=ゴムやインクや加工品の香料の香り
ゴムやインクや加工品の香りが抜けて天然の香りに変わると開いた状態。
2日目 黄桃の香りと果実味がでてきた!少しゴムの香り(硬い香り)残る。
香り:黄桃の香りでてきたな、赤リンゴ、鉄分、アルコール。
味:酸味強い、鉄分、タンニン、果実味はまだ弱い。
3日目 開いてきた!ゴムの香り抜けた!
香り:黄桃の香りが強くなった。
味:完熟リンゴの皮の味、ドライタンニン。
4日目 タンニンが落ち着いて、柔らかくなった!加工品の香りが抜けてリンゴと薔薇とラベンダーの香りに変わった!
香り:黄桃の香りが強く、赤リンゴ、香ばしい樽の香り。
味:黄桃の果実感と甘味が強くなった。
結論 人気醸造家が造る流石のポテンシャル!
3日目香りも味わいも開いてきます。4日目黄桃の香りと果実味が強くなります。
6日目も美味しいワインです!ゆっくり味わってください。
ブルゴーニュのピノ・ノワールが高騰する中、品質はブルゴーニュだと1万円を軽く超える味わいです!
3大エレガントワイン(ブルゴーニュ、アルバ、エトナ)、
近年名を連ねたエトナロッソは偉大なワインになるポテンシャルを証明しています。
僅か2.5ヘクタールの畑で造るこの希少なワインを大きめのグラスで楽しんでください!
※アルバはバローロ、バルバレスコの生産地です。
ベストペアリング
※ワインが開いた状態で合わせてください!
お刺身を合わせる事ができる!特別な赤ワインです!
柚子ピールと大葉を合わせて神ペアリングを狙ってください!

ブリ刺身、臭みでない!桃ソースやな!美味しい!
タイ刺身、美味しい!桃感出る!
ヒラメ刺身、美味しい!桃感出る!心地よい!タンニンが消えた!
エビ刺身、美味しい!甲殻類と合う!桃ソース!
サーモン刺身、美味しい!サーモンの柔らかい甘味が桃感と同調して心地よい!
ヒラマサ、美味しい!桃感心地よい!桃の甘味足される!
イカ刺身、桃ソース!美味しい!
タコ刺身、美味しい!桃感足される!サーモン程じゃないけどアフターも心地よい!

身や料理に是非お試しください!

・大葉、ベストペアリング!大葉の香りと桃感が高級感を出す!美味しい!


・甲殻類、甲殻類の香ばしい甘みと香りに黄桃の果実味と香りが同調して広がる!美味しい!!
甲殻類を合わせれ事ができる赤ワインは珍しいです!!
トマトベースだと更に美味しい!!

・菜の花酢味噌、酢味噌の香りとエレガントな香りを組み合わせた春のペアリング!焦がし醤油も神がかります!
・ルッコラ、美味しい!ハーブ感と苦味がワインの青味と果実味が補填される!不思議なペアリング!試して欲しい!
春の苦味お野菜に赤ワインを合わせる上級者のペアリングです!焦がし醤油とオリーブオイルでベストペアリングになります!
赤ワインと春野菜の組み合わせは今しかできません!上級者のペアリング体験のチャンスです!
結論 トロピカル系の赤ワインは出逢う機会が少ないのでぺリングを組む機会は少ないです。
お刺身や甲殻類を合わせる事ができる素晴らしい赤ワインなので色々試してください!
井手のベスト漬物
・しば漬け エグ味が旨味に変わる同調ペアリングです。
・水茄子のお漬物も合います。

井手のベストポテチ
・スッパムーチョ梅味:梅の香りと同調しまくりです。

Vino Hayashi 井手
大阪営業所長
J.S.A.認定ソムリエ
食育アドバイザー
横浜市で誕生、福岡に6年、関西で36年。O型。45歳。
ワイン業界で約15年、レストランや料飲店での営業のほかにペアリングのコンサルもこなし、飲食とフットサルと笑いを愛するポジティブ関西人!好きなワインは、弊社取り扱い生産者カステルユゥヴァルのミュラートゥルガウ、コントゥッチのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ。

Vino Hayashi 井手
