イタリアワイン通信講座から派生した、上級者コース「イタリアワイン土着品種研究会」(社内では略して「ドチャケン」と呼んでいます)
毎月1つのブドウ品種にフォーカスして、深くマニアックに研究することを目的とした講座です。
土着品種は2000種ほどあると言われ、一筋縄ではいかないので、すでにワインをある程度マスターした方におすすめしています。
この12月で、スタートから丸1年が経ちました。
そこで今日は、お届けするワインをどうやって決定しているかをこっそり公開します。
毎月月末近くになると開催される「選定会」。
選定会とは、とにかくテイスティングしまくる会で、だいたいは20種ほどなのですが多い時は25種飲み続けるときもあります。。。
テーブルに並べられたワインを、社員はもちろん社外の有識者の方たちを招いてブラインドでテイスティングしていきます。
取引先の方が参加することもあります。ちなみに、以前の選定会には、WINE-WHAT!?編集部のみなさんに参戦いただきました。
毎回、滑り出しは好調なのですが、赤ワインの時なんかは、気づけば唇が真っ黒に、口の中はタンニンでイガイガ。。。
テイスティングは、少量ずつですし、吐き出したりもするのですが、舌からアルコールが侵入してきているようで、最後にはだいたいほろ酔いです。
ワイン初心者の私でも、きちんと香りや味わいをコメントしなければならないので、正気を保ち、集中力を要します。
そして、ワインごとにテイスティングシートにコメントと評価を記し、全員分を集計します。
その結果をもとに、テーマの品種の特性を分析し、一番その品種らしく、かつオリジナリティのあるワインをセレクトする、という流れです。
それぞれの土地には、それぞれの個性があって、その土地の風土の中で育つ土着品種は、同じ品種なのに個性豊かです。
ぜひ、もう一歩踏み込んでワインを研究してみてください。
※Vino Hayashi以外のインポーターのワインもお届けするワインに含まれます。