イタリアワイン通信講座は、毎月2本のワインとテキストが届く、全12回完結の通信講座です。
第7回は、ワインがもっと楽しくなるお料理との相性について学んでいきます。
お届けするワインは、イタリアワインガイドで最高評価を獲得した『IL COLOMBAIO DI SANTA CHIARA/イル・コロンバイオ・ディ・サンタ・キアーラ』と、枠に捉われず個性的なワインを造る『Pietro Beconcini/ピエトロ・ベコンチーニ』です。
『IL COLOMBAIO DI SANTA CHIARA/イル・コロンバイオ・ディ・サンタ・キアーラ』は、トスカーナ州 サン・ジミニャーノにある三兄弟でワイン造りに励むワイナリー。
元々、父のマリオ氏が農業を営んでおり、昔は親戚や友人たち用にだけワインを造っていたそうです。その姿を見て育った三男のアレッシオ氏が「ワインを造りたい!」と、それぞれ違う仕事をしていた兄たちを誘いワイナリーを設立しました。
初ヴィンテージは2003年。設立当初、試行錯誤を続けていましたが、エノロゴ(※1)の意見を取り入れ醸造方法を変更。その甲斐もあり、2011年から3年連続イタリアワインガイド(※2)の最高評価であるトレビッキエーリを獲得するほどの実力を得ました。最高評価を獲得して、一番喜んだのは父マリオ氏だったそうです。
ビオロジコ認定も受け、オーガニックの美しく綺麗で美味しいワイン造りを行っています。
※1:醸造家
※2:ガンベロロッソ社発行
『Pietro Beconcini/ピエトロ・ベコンチーニ』は、トスカーナ州北部サン・ミニアートにある家族経営のワイナリー。
現在は、3代目のレオナルド氏が妻のエヴァさんとワイナリーを経営しています。
レオナルド氏の祖父が農地を購入したことからベコンチーニ家の農家としての営みがスタートしました。幅広く農業を営んでいましたが父ピエトロ氏の代で、ブドウ栽培とワイン造りに専念することを決断します。
父ピエトロ氏の代ではシンプルなワイン造りをしていましたが、レオナルド氏が継いでからは、この土地でしか表現できないワインを追求し、決して枠に捉われない個性的で素晴らしい品質のワインを生みだしています。
そして、この二つのワイナリーに共通していることがあります。それは、海から40Kmほど内陸に位置しているのですが、畑の土壌に貝の化石が埋まっていること。
イタリアが海から隆起してできた土地だということを物語っていますね。
―お届けワイン―
ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ“セルヴァビアンカ” 2017
イタリアワインガイド『ガンベロ・ロッソ2019年度版』で最高評価「トレ・ビッキエーリ」を獲得
ピエトロ・ベコンチーニ|キャンティ リゼルヴァ ”ピエトロ・ベコンチーニ” 2015
※単品での販売は現在ヴィンテージが「2013」となっております。
※お届けするワインは、ヴィンテージや銘柄が変更になる場合もございます。