イタリアワイン通信講座は、毎月2本のワインとテキストが届く、全12回完結の通信講座です。
イタリアワイン通信講座 第8回は、長い年月をかけてできあがった様々な品種について学んでいきます。
お届けするワインは、元旅行代理店勤務の造り手マッシモ氏が、丁寧なワイン造りを行っている『Tenuta San Marcello/テヌータ・サン・マルチェッロ』と、海から1km、コーネロ山麓の州立公園内にワイナリーがある『Lucesole/ルーチェソーレ』です。
『Tenuta San Marcello/テヌータ・サン・マルチェッロ』は、人口約6000人の村、サン・マルチェッロにあります。ワイナリーの名前はこの村から付けられています。この地で、ずっと興味があったワイン造りを脱サラをしてスタートしたのがマッシモ氏です。
このワイナリーとの出会いは、2013年の10月に北イタリア ボルツァーノの地で開催された、イタリア土着ブドウ品種のコンクール。
産地もブドウ品種もヴィンテージも違う中での試飲だったので、大変難しかった記憶があるのですが、その中でまず記憶に残った赤ワインがTenuta San Marcelloのラクリマでした。(第8回でお届けするのはヴェルディッキオです)
3.5ヘクタールという非常に小さな規模ではありますが、化学肥料は使わずに収穫も手作業のとても丁寧なワイン造りを行っています。
見渡す限りのなだらかな丘と広い空に囲まれた絶景の地に作られた、快適なアグリツーリズモ(宿泊施設)もおすすめです。
『Lucesole/ルーチェソーレ』は、マルケ州アンコーナの南側、コーネロ山麓の州立公園内にあります。
先祖代々受け継がれた農園で、本格的にワインを造り始めたのは2003年。6ヘクタールの畑はすべてモンテプルチャーノが植えられ、同じ品種で様々なワインが造られています。
同じブドウ品種でも、ブドウの樹の樹齢、収穫時期、熟成方法を熟慮し、それぞれの良さを最大限に引き出す力を持ったワイン生産者です。
ちなみに、第8回でお届けするワイン「CAMPOFIORITO」は、お花畑という意味で、それを表すようにエチケットにはお花がたくさんあしらわれています。
-お届けワイン-
テヌータ・サン・マルチェッロ
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージCL ”ブーカ・デッラ・マルコーナ”
ルーチェソーレ|ロッソ・コーネロ ”カンポフィオリート”
※お届けするワインは、ヴィンテージや銘柄が変更になる場合もございます。