いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。
Vino Hayashiの川嶋でございます。
年度末ということで、弊社でも今期の振り返りをしておりました。
わたくし川嶋も、自ら担当する頒布会コース「イタリアグリズモ」過去ラインナップを眺め「そういえばあのワイン、今はどんな具合だろう?」と試飲をしてみることに。
すると、出るわ出るわ、今バッチリ飲み頃の掘り出し物が!
というわけで今回は「まさに今飲み頃の掘り出し物ワイン」を特集いたします。
いずれも弊社セラー内で大切に寝かされていたワインたち。
バックヴィンテージのため在庫薄のものもございます。
今日は私の独断で、おすすめ順にランキング形式でご紹介いたします!
掘り出し物発見!セラーで寝かせた飲み頃ワイン
第1位
会員様のリピ買いが多いサンジョヴェーゼ
【赤】ロマーニャ・サンジョヴェーゼ リゼルヴァ “ビッソーニ・リゼルヴァ” 2017 5,940円
いやこれは、文句なく美味い!一緒に試飲していた同僚と思わず視線を合わせました。
これ、なんで今まで表に出なかったんだ!? プラム、その後に続くタバコの香りがなんとも嬉しく、うっとりします。
タンニンは細かく溶け込んでいますが、もしかして2日めも美味しいかも?と思って取っておいて飲んでみました。
結果・・アフターにチョコレート感も出てきて、香りもより開いて美味い!
こちら実は、イタリアグリズモ会員様のリピート買いがかなり多いワインです。
皆さまに認められたワイン、私もとっても嬉しいです。
大きいボルドーグラスで香りをじっくり堪能してください。
第2位
ずっと嗅いでいたい!ドライローズ香る陰干し赤
【赤】トスカーナ ロッソ テンプラニーリョ “ヴィーニャ・アッレ・ニッキエ” 2012 9,680円
もう、試飲しながら思わず声が漏れましたね。
まず、素晴らしいドライローズ、プラム、レーズンの濃厚な香り・・。
口に含むと、タンニンは完全に溶け込んでいて、五臓六腑に染み渡りました。
テンプラニーリョで9,000円台って高い!と思われがちですが、理由がきちんとあります。
19世紀、欧州全土に大打撃を与えたフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)の被害を免れた100年越え古樹からブドウを丁寧に手摘みし、陰干しまでしているので、アマローネ並みのお値段です。
10年の熟成を経て最高の状態です。ぜひ飲んでいただきたいです。
第3位
柑橘香爆発!今、開いているリゼルヴァ白
【白】コッリオ・ビアンコ “ベリ・グリーチ” リゼルヴァ 2015 7,260円
こちら、2019年4月にイタリアグリズモでお届けして以来、大切に寝かせておりました。
当時も良い具合だったのですが、飲んでみてびっくり!
グレープフルーツの香りが爆発しているではありませんか。後からもっと濃い文旦などの柑橘の甘さが追いかけてきて、ぎゅっと詰まっています。
イタリアグリズモ今月号にも書きましたが、フリウリのハイクラス白ワインって、抜栓の見極めが本当に難しいのですよね。
こんなに開いてくれてありがとう!とワインに手を合わせたくなりました。感謝です。
酸は穏やか&若干苦味ありですので、温度が重要。
冷やしすぎると苦いので、若干冷やしめで(冷蔵庫に2、3時間入れて)スタートしてください。
第4位
5年熟成なのにフレッシュ!キレイめフリウラーノ
【白】カバイ ラヴァン 2016 5,940円
先ほどのベリ・グリーチがトロっと系の熟成白であるのに対し、こちらは真逆の繊細系白です。
キンモクセイやジャスミンが優しく香り、酸は溶け込んで伸びていきます。
口当たりがとても柔らかいので、野菜中心のあっさり味の方が良さそう。春向きの白ですね。
個人的にはあまり食べなくても平気なタチですので、お花見しながらずっと単体で飲んでいたいです。
不思議なのは5年熟成でありながら、フレッシュさも保っていること。
どうしてこんなことができるんだろう?と考えていたら試飲が終わっていました。この不思議体験をぜひ味わっていただきたいです。
番外編
マニアの方限定!泡が溶けたフランチャコルタ
【泡】ヴィッラ・クレスピア|フランチャコルタ “ミッレ” リゼルヴァ 2008 10,120円
ふふ、開けてしまいましたね。マニアの扉を・・。
最初にお断りしておきますが、こちらのフランチャコルタには泡がほとんどありません。
なので最初の乾杯には向きません。ただ、とっても美味しいです。
温めたパンの甘い香りが口いっぱいに広がり、幸せな気持ちになります。
昨年、鹿児島の催事でお客様にうっかり泡が抜けたフランチャコルタを出してしまい、お詫び申し上げたら、
「何言ってるの!フランチャコルタは泡が抜けてからがいいとこなのよ」という超名言を頂戴しました。
お客様、あの時のお言葉今わかりました。ありがとうございます。
そういえば、川嶋は昔、大手輸入会社で勤めていたのですが、シャンパーニュメゾンのア◯リオが来日した時、デキャンタージュ指示を受けたことがあります。そしてブルゴーニュグラスで飲みました。
シャンパーニュも、泡を潰して飲む方が良い場合があるのです。 そして、そういえばこのワイナリーの前エノロゴフランチェスコ・ヤコノさんが言っておりました。
「フランチャコルタは、ベースのワインですでに美味しいことが前提。美味しいワインに泡を添えたものなんだ」と。
そのヤコノさんですが、2011年をもってヴィッラ・クレスピアを去っています。
ヤコノさんが関わった最後のフランチャコルタ、よろしければどうぞ。
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