Vino Hayashi スタッフのバルベラ です。
さて、私ごとですが、先週一足お先に夏休みをいただき、イタリアへ行ってまいりました。その時にやはりイタリアの文化で一番好きだな~と再確認したコトを本日はご紹介させていただきます!
-------それは、「アペリティーボ」。
イタリアにご旅行に行かれた方は皆さん、一度はバールに立ち寄られたことがあるのではないでしょうか?
カフェやお酒、甘いブリオッシュ、パニーノなどの軽食を扱っており、朝早くから夜まで開いているお店も多くあります。
夕方になるとカウンターにぎっしり、おつまみのナッツやオリーブ、サラミ、ピッツァ、チーズなどが並べられます。お酒をオーダーすると、これらのおつまみはお好きなだけ楽しんで良いのです!外のテラス席に座ると、木製のボードに生ハムや小さなパニーノなどを乗せて運んできてくれるお店もあります。
これがアペリティーボと言われるものです。もともとはアペリティーボは『食前酒』そのものを指すことばでしたが、今では「アペリティーボしよう!」というのは「夕食前に仲間で集まり一杯やる」という意味に転じ、ここから長い長い宴をスタートさせるというのがお決まりのコースとなっています。
南イタリアなどでは夕食のスタートは一般的に21時頃からと大変遅く、19時頃からアペリティーボをして、深夜0時くらいまで飲んで食べておしゃべりする・・・という長期戦です。
仲間や家族とのコミュニケーションを重視するイタリア人にとって、それほど「夕食=チェーナ」は大事なものなのです。
-------アペリティーボには何を飲む?
このアペリティーボとして飲まれるものは、プロセッコやフランチャコルタなどのスプマンテ(スパークリングワイン)を始め、カクテルなど様々。
基本的には、食欲を増進させるための口あたりが軽めのビターな味わいのものが好まれます。
本日はそんなアペリティーボに最適な、新着の「べルモット」をご紹介します!
ベルモットとは、白ワインをベースにハーブのアロマを効かせたリキュールです。
ニガヨモギやオレンジの皮、カモミールにナツメグなど。
ご紹介する “サントン”は、フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州産の30種類ものハーブを使用して造られる完全オーガニックでハンド・クラフトのスイートベルモット。
スイートベルモットは「アメリカーノ」「ネグローニ」「マンハッタン」などのカクテルに使用されますが、このクラフト・ベルモットは断然そのままがオススメです!
しっかり冷やして、ワイングラスに氷を2-3つ入れ、オレンジピールを添える。
気品あふれるハーブのすーっとした香りが広がり、甘くビターな柑橘系の余韻が楽しめます。
主に食前酒として飲まれますが、ハーブのお酒は消化を助けてくれるため食後酒としてでももちろんOK!
アルコール度数も18%と高すぎないので、あまりお酒を飲まれない方でもソーダで割ったりなどして梅酒感覚で楽しんでいただけます
ビオロジック栽培の土着品種、ピノ・ビアンコ/フリウラーノ/マルヴァジア・イストリアーナの3種を自然発酵させた後、2年間ステンレスと木樽にて熟成。
その後、60日間30種のオーガニックハーブ、スパイスを浸漬させアロマを定着。
キビ糖を加え、18度のアルコール度数に達するまで酒精強化をしボトル詰め。
フルーティーでスパイシーな香りと、心地よいほろ苦さが印象的なオーガニック ハンド・クラフト・ベルモット。
これからの暑い季節、爽やかな食前酒で食欲減退・夏バテ防止!
昔は薬用酒として飲まれていただけに、少し体調が優れないときなどにもオススメです!
ぜひ1本いかがでしょうか?
バルベラさん.... Vino Hayashiの営業を担当するアラフォー女子。神奈川県出身。A型。 イタリアソムリエ協会認定のソムリエ資格保有。イタリアの星付きリストランテでソムリエとして勤務した経験有り。テイスティングで答えを出すのは1番早い。テイスティングのひとくち目で「わたしわかった!」発言がお得意。餃子大好き! たこ焼きも好き!