Vino Hayashiの川嶋でございます。
本日は「本当に美味しいの?うちのワイン!正直試飲レポート」をお送りいたします。
そんなレポート出していいの?というツッコミが入りそうですが、味や品質には自信があるのでいいんです!と、冗談半分・真面目半分で宣言しました(笑)。
というのも、皆さま普段ワインを飲む時に痛感されていると思うのですが、問題は「温度、グラス、開けどきなどの条件」なのですよね。どんなに良いワインでもその時、美味しく飲めなかったら意味がありません。
この試飲レポートが皆さまのワイン選びの一助となれば幸いです。
◆本日のアイテム「カステル・ユヴァル|リースリング “グレッチャーシュリフ” 2019」
本日試飲したのはアルト・アディジェの生産者カステル・ユヴァルのリースリング “グレッチャーシュリフ” 2019。カステル・ユヴァルのワインは生産量が少ないがゆえに輸入に3年を費やし、さらに取り扱い決定後も各国のインポーターとの苛烈な在庫確保争いを繰り広げ、ようやく日本にやってくるヴィーノハヤシの超人気ワインです。
標高600m〜850mの急斜面、僅か4ha昼夜の寒暖の差が激しく、冷涼な風が吹くエリアで磨かれた超サバイバル系生産者。このスペックを聞いているだけで生唾が出てくるのはワイン好きだけでしょう。前置きが長くなりました。早速試飲です。
◆フレッシュでキレッキレの酸が最高、ただし〇〇〇注意
試飲レポート
前提条件:冷蔵庫(家庭用)に入れ、一時間ほど冷やした。それほどキンキンに冷えていない。40分ほどかけてじっくりと試飲した。
【リースリンググラス】:
リースリングなので、まずは通常のリースリンググラス(左)でスタート。開けたてのため香りは閉じ気味。リースリング特有のオイリーさが感じられる。口に含むと溢れんばかりのミネラル感とフレッシュでキレッキレの酸が最高!私は酸が好きなので、そういう方にはいいかもしれない。少し置いてみる。
【ボージョレーグラス】:
思い立って、ボージョレーグラスへ移し替える。香りが広がって、ミネラル感と酸味との調和が心地良く感じられる。今の時点では断然、ボージョレーグラスがオススメだ。
時間を空けて2杯目を飲んでみた。先ほどよりも香りが開いて、グレープフルーツのような柑橘系の香りが次第に出てきている。2日め、3日めと開いてくることが予想される。
【まとめ】
・みずみずしくキレキレの酸が特徴。暑くなる季節にぴったり。ただしグラス選び注意。
・グラスはボージョレーグラスがオススメ。
・あまり冷やし過ぎない方が良い。
・香りは1時間後、かなり開いてきた。2、3日置いても良い。
◆本日ご紹介したワインはこちら
\生産本数はわずか2,500本のリースリング。おすすめはボージョレーグラス!/
カステル・ユヴァル|リースリング “グレッチャーシュリフ” 2019
5,060 円(税込)
川嶋 Vino Hayashiのアラフォー女子。千葉県九十九里出身、陽気な海育ち。 某大手ワイン輸入商社、銀座店で7年ソムリエとして勤めている間、 「キャシー川嶋」の名で出した店舗メルマガが大人気となり、 調子に乗ってソムリエのキャリアをあっさり捨てライターへ転身。 好きなワインはピノ・ノワールに熟成ボルドー。 イタリアワインなら飲み頃のヴィーノ・ノービレ! 好きな言葉は「やってればなんとかなる」。