Vino Hayashiの川嶋でございます。
本日はサルデーニャ州のヴェルメンティーノについてお送りいたします。
目次:
1、まさに昨日飲みました!アテは〇〇が最高
2、サルデーニャのヴェルメンティーノはよそとどう違う?
3、末っ子細腕繁盛記、生産者「ANTONELLA CORDA(アントネッラ・コルダ)」
4、今日のワイン
◆まさに昨日飲みました!アテは〇〇が最高
本日のご紹介ワインは
アントネッラ・コルダ|ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2019
です!
やっぱり夏といえばヴェルメンティーノですよね〜。この塩気、ミネラル感たまりません。
まさに昨日、そういう気持ちになって私も飲んでみましたが、一口で即ハッピーに。やっぱりこういうわかりやすくていつも美味しいワインは人を幸せにするのですね。ふむ。
ところで、会社の冷蔵庫の中に、ちょうどおつまみになりそうなものを発見しましたので、ペアリングを試してみました。
それは・・こちら!
はい、そうです。おなじみの「フジッコ しそ昆布」です。これが、しその香りがふんわり鼻に抜けて心地よく本当にヴェルメンティーノとピッタリでした。イタリアワイン通信講座を受講中の方は、今回のヴェルメンティーノを第11回にお届けしますのでぜひお試しください。
◆サルデーニャのヴェルメンティーノはよそとどう違う?
では、サルデーニャのヴェルメンティーノは、よその地域のヴェルメンティーノとどのように違うのでしょうか?ワインジャーナリストの宮嶋勲さんは端的にこのように表現しています。
「(ヴェルメンティーノは)白い花、柑橘類、黄色い果実のアロマを持ち、塩っぽいミネラルが特徴で、ビターアーモンドを感じさせる。
サルデーニャではアルコール豊かなフルボディーで豊潤なワインとなり、リグーリアでは繊細で洗練されたフレッシュなワインに、トスカーナ海岸地帯では太陽を感じさせる気取らないワインとなる。
ヴェルメンティーノを飲むと岩礁、地中海松、灌木が見えてくる。一気に海に連れて行ってくれる品種なのだ。(土着品種研究会「ヴェルメンティーノ」巻頭コラムより)」
とてもわかりやすい!さすが宮嶋さんですね。
サルデーニャのヴェルメンティーノは、ボリューム感があり、果実味も豊か。他地域との飲み比べもおすすめです。
◆末っ子細腕繁盛記、
生産者「ANTONELLA CORDA(アントネッラ・コルダ)」
サルデーニャ島南部の州都カリアリから車で30分ほど北へ行ったセルディアーナ村に位置するワイナリーは、ブドウ栽培家であるオーナーのアントネッラさん(一家の末っ子です)が、2013年に弱冠33歳で創設。 彼女の母方の祖父(アントニオ・アルジオラス氏=同州を代表するワイナリーの一つ「アルジオラス」の創設者)の所有するブドウ園の一部と、父方が5代で営むブドウ園の一部を受け継ぎ、サルデーニャ島の土着品種であるヴェルメンティーノ、ヌラグス、カンノナウの3種類のブドウ品種をビオロジック(有機農法)にて作っています。
◆本日ご紹介したワインはこちら
カルパッチョからブイヤベースまで魚介料理ならこのワイン
アントネッラ・コルダ|ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2019
4,180 円(税込)
9月上旬に収穫し、ステンレスタンクにて6ヶ月間シュールリー熟成。レモン、グレープフルーツといった柑橘類、セージやケッパー、火打石のような複雑な香りが広がります。口に含むと非常に華やかな印象でしっかりとしたミネラル感と綺麗な酸味が全体を引き締め、バランスよく仕上がっています。
ひとこと:おすすめグラスはブルゴーニュ型。時間が経ち温度が少し上がると、さわやかと火打ち石ようなミネラルの香りなど複雑性が上がる。香りと味わいのまとまりが◎
川嶋 Vino Hayashiのアラフォー女子。千葉県九十九里出身、陽気な海育ち。 某大手ワイン輸入商社、銀座店で7年ソムリエとして勤めている間、 「キャシー川嶋」の名で出した店舗メルマガが大人気となり、 調子に乗ってソムリエのキャリアをあっさり捨てライターへ転身。 好きなワインはピノ・ノワールに熟成ボルドー。 イタリアワインなら飲み頃のヴィーノ・ノービレ! 好きな言葉は「やってればなんとかなる」。