Vino Hayashi 川嶋でございます。
あっという間にもうすぐクリスマス!
今年は油断ならない状況下ながらも、八重洲BARや鹿児島催事などのイベントで少しずつ皆さまにワインを直接ご紹介できる機会がありとてもハッピーでした。
社長林功二とチームで回ることが多かったのですが、方針がはっきりしているからこそ、どことも違った面白くて美味しいワインをお届けできるのだと実感しました。
▼林の方針
必ず、自ら試飲し味に納得したものしか売らない
▼林の好きなワイン
酸が程よく効いていて
とってもキレイで
飲み疲れしないエレガントワイン
▼これは苦手です
樽香が全面に出てきているパワフル系
酸味が感じられないもの
いわゆる“ビオっぽい”もの
以上を踏まえ、ハヤシに2022年今飲むべきワイン9選を聞いてみました。
社長にホンネ、聞いてみた!
ぶっちゃけ今年美味しかったワインは何ですか?
今飲むべきワイン9選
【スパークリングワイン編】
※林のリコメンドコメント付きです!
<スプマンテ シャルマ部門>
ヴェントゥリーニ・バルディーニ|レッジャーノ ランブルスコ スプマンテ ロザート “カデルヴェント” NV
3,520 円(税込)
※ドライかつ華やかな味わいで食前から食後まで楽しめる、大変使いやすいロゼ・スプマンテ。価格もお手ごろ迷ったらコレ!
<スプマンテ メトドクラシコ部門>
ヴィッラ・クレスピア|フランチャコルタ リゼルヴァ・デル・ジェルソ 2013
10,340円(税込)
※9年熟成のブランド・ノワール。味わいは華やかでエレガント。スケールの大きな味わいは泡が抜けたあともパーフェクトに美味しい。
総評:何故、この2本?
林:まずランブルスコ・ロゼは値段の安さからは想像できないクオリティの高さだよね。このキレッキレの酸、そして余韻。パーティーで乾杯に出てきたらテンション上がる!
そしてフランチャコルタだけど、秋に鹿児島の催事で、クーラーの氷がなくなってしまって温度高めでお出ししたら、まあ、旨くて(笑)。
ふくよかでピノ・ネロの甘みもあるけど、補糖なしだからキレもある。これは、逆に食事の中盤でも美味しい泡です!
【白ワイン編】
<ビアンコ 樽なし部門>
フェデリコ・クルタス|エトナ ビアンコ “ガンマ” 2018
7,260円(税込)
※今夏の出張で心を鷲掴みにされたカッリカンテ。ミネラル感たっぷりで瑞々しくも凛としたワイン。口に含み目を閉じると雄大なエトナ山が蘇る。
<ビアンコ 同じく樽なし部門>
ジョアキン|フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ “ヴィーノ・デッラ・ステッラ” 2016
7,920 円(税込)
厚みのある味わいとじわじわくる旨みがクセになる。
総評:何故、この2本?
林:実は、今年の夏出張に行ってこのエトナ・ビアンコの大ファンになっちゃって。
針金のように芯の固いミネラル、そして舌の中にスーッと消える酸。真夏のシチリアでカラッカラになった体にしみこみました。
僕は走るのが趣味なんだけど、給水ポイントで出てきたら飲んじゃうかも?まあ、冗談ですよ(笑)。
そしてこのフィアーノ!これもぬるめの温度で飲んでください。キンキンはNGです。
【ロゼワイン編】
<ロザート部門>
サンタ・ルチア|カステル・デル・モンテ ボンビーノ・ネーロ “フィオール・ディ・リベス” 2021
4,840 円(税込)
※ロゼ好きの社長林が今年一番、いや人生で一番好きだと公言するロゼ。香りも味わいもとっても華やか。何本あっても嬉しいけど生産本数は僅か3,463本。
総評:何故、この一本?
林:僕は個人的にロゼ好きで。その中でもこちらはイタリアでNo.1、今年、いや人生でNo.1だと思います。
ロゼだけのDOCGなんて珍しいし、酸味・果実味・余韻、ロゼの全てが詰まってると思ってます。
【赤ワイン編】
<ロッソ 単一品種部門>
タガーロ|ヴァッレ・ディートリア プリミティーヴォ “ピエ・デル・モナコ” 2015
7,040円(税込)
「みんな大好きプリミティーヴォ!」の中でも重すぎないエレガントなテイスト。
<ロッソ ブレンド部門>
ポデーレ・カンプリアーノ|キャンティ・クラッシコ リゼルヴァ 2016
7,480 円(税込)
「これぞキャンティ・クラッシコ!これぞサンジョヴェーゼ!」と胸を張れる出色のヴィンテージ。ついでに「これぞイタリアワイン!」と言っても許される出来栄え。
総評:何故、この2本?
林:2015、2016はズバリ今、飲み頃です!それだけでもイタリアの赤ワインを買う価値あり。
さらに言うならば、まずプリミティーヴォは試飲会場で飲んでもらって「桃の香りする!」と人気爆発でした。
他にウチは、桃の香りがするワインを売っていますが、「これはさらに桃!」とお客様に教えていただきました。
そしてキャンティ・クラッシコはね、何せ現地で飲んでぶっ飛びました。生産者も実はこの2016年が一番おすすめとのこと。
【甘口・食後酒編】
<ドルチェ部門>
コルタッチ|ミッテルベルグ モスカート・ローザ “ウシャス” 2015 (375ml)
7,920 円(税込)
3年ぶりに飲んでぶったまげたデザートワイン。こういうワインを扱えるリストランテを別格といいます。
<スピリッツ部門>
ロマーノ・レヴィ|グラッパ バローロ 2017-2022 (木樽熟成期間)
22,000 円(税込)
待ちに待ったグラッパ・バローロが再入荷!凝縮されたラムレーズンの香り。
口に含むとヘーゼルナッツやチョコレートの香りが鼻に抜け、心地良く長い余韻に浸れる極上グラッパ。お腹いっぱいのディナーの後でもおかわりできますw
総評:なぜこのドルチェ・スピリッツ?
林:イタリアに今年行った時、改めて食後酒の愉しみに目覚めちゃって。
モスカート・ローザはね、甘口なんだけどとにかくスケール感がグランヴァン。度肝抜かれました。
そしてグラッパ。これ、絶対一年の終わりに飲んでほしいです。疲れが癒やされる、さすがレヴィ、イタリアNo.1グラッパです。
値上げされてしまうけどハーゲンダッツと合わせても。
川嶋 Vino Hayashiのアラフォー女子。千葉県九十九里出身、陽気な海育ち。 某大手ワイン輸入商社、銀座店で7年ソムリエとして勤めている間、 「キャシー川嶋」の名で出した店舗メルマガが大人気となり、 調子に乗ってソムリエのキャリアをあっさり捨てライターへ転身。 好きなワインはピノ・ノワールに熟成ボルドー。 イタリアワインなら飲み頃のヴィーノ・ノービレ!