いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
Vino Hayashi つるおかでございます。
第12回イタリアワイン通振講座のワインは、プーリア州のワインと偉大なワインをテーマに
・<赤ワイン>プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア
・<赤ワイン>バルバレスコ
の2種類をお届けしました。いかがでしたでしょうか。
今日は少し補足説明をしながら、p10~17でご紹介したワインを中心に、お勧めワインをご紹介いたします。
なお、いずれもVino Hayashiオンラインストアで取り扱っており、イタリアワイン通信講座受講生の方はVIP会員価格の10%OFFで購入が可能です。各商品名(リンク)をクリックしていただきますと、ワインの詳細をご覧いただけます。
プーリア州の土着品種
プーリア州は、ブーツ型をしたイタリア半島の「踵」の部分で、細長い形をしています。シチリア州やヴェネト州と並んでワイン生産量が多い州で、南イタリアの太陽をたっぷり浴びたブドウから、ふくよかな果実味のワインが造られています。お送りしたワイン「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」はまさにプーリア州を代表する赤ワインのひとつと言えます。
プリミティーヴォのほかに、黒ブドウではネグロアマーロも知っておきたいプーリア州の品種です。このネグロアマーロは、赤ワインはもちろんですが、ロゼワインも多く生産されています。プーリア州では新鮮な魚介類が食されますが、その際、ロゼワインと合わせることが多いのです。今日はお届けしたプリミティーヴォの生産者が造るネグロアマーロのロゼをご紹介します。華やかなお花のラベルとしっかりとした色合いの綺麗なピンクが印象的。見た目も良ければ味も良い!レストランでも大変人気が高く、アペリティーヴォから魚料理、肉料理、何にでも合わせやすい万能なロゼワインです。
ラズベリーやさくらんぼ、野バラの香りが華やか
4,180円(税込)→VIP会員価格3,762円
プーリアの土着白ブドウとしては、ヴェルデカを挙げたいと思います。実は、このヴェルデカ、かつてはベルモットの原料やバルクワインとして多くは北イタリアに販売されていました。
ヴェルデカのワインは一般的にはあまり多く出回っていないのですが、フレッシュさと塩味を伴ったミネラル感に丸みのある酸味、やさしい果実味が印象的。日照に恵まれたプーリアらしさを感じる温かみと親しみやすさのある味わいです。アルコール度数はそれほど高くなく、ボディも中程度なので飲み進めやすく、シンプルな魚介料理や野菜料理、パスタなどと気軽に楽しむタイプです。
カリートロ社のヴェルデカは弊社では人気アイテムとなっています。
メロン、パパイヤ、パイナップルに桃の花やハチミツのような香り
4,180円(税込)→VIP会員価格3,762円
南イタリアの偉大な品種アリアニコ
イタリア半島の土踏まずの部分に位置するバジリカータでは、州の47%が山岳地帯となっています。ユネスコ世界遺産として「マテーラの洞窟住居」があることでも知られています。
バジリカータの名物としては、このお皿の中央に見られる「ペペローネ・クルスキ」と呼ばれる長い赤唐辛子があります。サクサクとした触感で、辛くなく、おつまみのように食べることができます。名物なだけあって、生産者のご家庭でもこのBIGな唐辛子をベランダに干して、たくさん作っていました。日常的な食べ物なのですね。
ワインはヴルトゥレ山の東側で造られるアリアニコ・デル・ヴルトゥレが有名です。アリアニコはタンニンや果実味がしっかりとした品種で、フルボディの赤ワインが造られます。特にDOCGであるアリアニコ・デル・ヴルトゥレ スーペリオーレは長期熟成向きの偉大なワインのひとつ。この辺りは山岳地帯なので、昼夜の寒暖差がしっかりとあり、南イタリアでありながらも、朝晩は冷え込みます。ブドウはゆっくりと熟成していくため、アリアニコの収穫は10月~11月と晩熟になります。
皆様にご紹介するアリアニコ・デル・ヴルトゥレ スーペリオーレは2011年ヴィンテージ。既に12年以上熟成しているので、ようやく美味しく飲める頃ですが、更なる熟成も可能です!10年以上熟成させたワインを店頭でみつけるのはなかなか難しいですし、こちらは円安になる前の価格ですので、かなりお買い得アイテムです。カンパーニア州のタウラージと飲み比べてみるのも勉強になりますね。
ミケーレ・ラルーチェ|アリアニコ・デル・ヴルトゥレ リゼルヴァ “レ・ドゥルデ” 2011
8,580円(税込)→VIP会員価格7,722円
イタリアワイン通信講座 全12回終了
1年間に渡ってお届けしてまいりました「イタリアワイン通信講座」も今回をもちまして最終回となります。ワインと共に巡るイタリア、お楽しみいただけましたでしょうか。
イタリアワインは品種が豊富で個性が豊か。ワインの他にも美術、サッカー、オペラ、料理、数多くの世界遺産など、バラエティに富んだ魅力を持つ国です。イタリアのいろいろな文化に触れると共に、各地のワインも思い出していただけたら幸いです。
ワインは、楽しむことでお友達ができることも魅力のひとつです。皆様のワインライフが更に充実したものとなりますよう、お祈りしています。ありがとうございました。
a presto! Ciao~~~
過去の記事はこちらからご覧いただけます。
【第2回】ピエモンテ州のワインはいかがでしたか
【第3回】ヴァッレ・ダオスタ州&リグーリア州のワインはいかがでしたか
【第5回】ヴェネト州&フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州のワインはいかがでしたか
【第6回】ロンバルディア州のワインはいかがでしたか
【第7回】トスカーナ州のワインはいかがでしたか
【第9回】アブルッツォ州のワインはいかがでしたか
【第10回】サルデーニャ州&シチリア州のワインはいかがでしたか
【第11回】カンパーニア州のワインはいかがでしたか
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Vino Hayashi つるおか
イタリアソムリエ協会(AIS)認定ソムリエ。東京都出身。B型。
サグランティーノ、ヴェルディッキオ、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノなど中部イタリアのワイン、ロマネスク建築、NHK『ブラタモリ』、猫が大好き。Vino Hayashi頒布会では『イタリアワイン通信講座』を制作。『月刊DOCG』『Vin Voyage』ディレクター。