樹齢100年のテンプラニーリョを
アパッシメント(陰干し)する個性派の造り手
ピエトロ・ベコンチーノのワイナリーがあるサン・ミニアートは、トスカーナ州北部、斜塔で有名なピサと花の都フィレンツェの真ん中に位置します。家族で経営するワイナリーを切り盛りするのは3代目のレオナルドさんとその妻エヴァさん。とてもホスピタリティー溢れるご夫妻です。
ワイナリーの起源は1954年に遡ります。 ワイナリーとしての礎を築いたのはレオナルド氏の父親ピエトロ・ベコンチーニ。それまで穀物や家畜など幅広く営んでいた農業を、ブドウ栽培とワイン生産に専念することを決断しました。 レオナルド氏がワイナリーを継いだのは1990年代初頭。それまで比較的シンプルで若いうちから楽しめるワインを造っていたものを、この土地でしか表現できないワインの追及に舵を切ります。
決して枠に捉われることなく、トスカーナでは珍しいスペインの土着品種テンプラニーリョを用いながら、個性的で素晴らしい品質のワインを生み出しています。
唯一無二のアパッシメント・テンプラ
ニーリョ"ニッキエ"を試飲します。
収穫したばかりのテンプラニーリョ。古くから
この地に根付き、樹齢100年を超えるものも。